出来レース?

とうとう自分の所有株が「公開買付け」の対象になってしまいました。その買付け価格は市場価格よりも高いので、お得ではあるのですが、心が少々ブルーになりました。その銘柄はレックス・ホールディングス(2688)です。

この「公開買付け」はMBOで、身内による買収です。身内であれば自社の価値を一般投資家よりもはるかに良く知っているはずです。もしかしたら公開されていない何か「隠し玉」を保持しているかも知れません。

少々意地悪に解釈すれば、レックス・ホールディングスの経営陣が、この「隠し玉」を手に入れやすくするため、出来レースを計画したとも考えられます。そう、はじめからMBOを前提として、前回の業績発表時に自社の価値を下げるような減損会計と特別損失を発表をすればいいのです。



レックス・ホールディングスに限らず、「特別損失を発生させることによって、業績をわざと悪く見せかけて、株価が下がったところでMBOする」とうことは、経営陣であれば操作できてしまいます。こんな場面でMBOを認めてもいいのでしょうか。

これで損をするのは既存株主です。特に長期投資家の場合、「財務内容を信じて買ったら、特別損失による下方修正を受けて値下がりし、それでも長期での回復力を信じていたら、MBOによって上場廃止」といった、泣くに泣けない結果になります。

MBO自体を否定するつもりはありませんが、市場の健全化を考えたら、もう少し法的な規制等をかけた方が良いのではないかと思っています。そうすれば経営陣も、あらぬ疑いをかけられなくて済みますし。