TOPIX先物を売りまくる外国人投資家

木曜日に発表された「投資部門別売買状況」にて、株式を外国人投資家が2週連続売り越しとなったため結構騒がれています。でも金額はそう大したことはないので、心配することはありません…
と言いたい所なのですが、ちょっと様子が変なんです。

私がとっても気になったのは、「TOPIX先物」が2週連続で外国人投資家によって、大幅に売り越しになったことです。特に先週は際立っていました。ここ最近の週単位での、外国人投資家による売買動向を見てみましょう。

期間TOPIX先物日経平均先物株式売買(3市場)全合計
10月2週41,946 269,264 146,113 457,322
10月3週25,109 11,237 199,591 235,936
10月4週47,229 19,123 274,324 340,676
11月1週-123,247 -20,301 -164,236 -307,785
11月2週-270,167 88,694 -62,000 -243,473

(単位: 百万円)

11月に入ってから「TOPIX先物」が売られ始めた一方で、「日経平均先物」は大したことはありません。最近市況でよくみかける「日経平均だけが良くて他の銘柄は全滅。銀行セクターの下げがきつい」というパターンと見事に一致します。

直近の月間ベースで、同じようにTOPIX先物が大きく売られた時期を探してみると、今年5-6月の世界同時株安がありました。それ以降は買い進まれるか、わずかに売られる程度です。


期間TOPIX先物売りTOPIX先物買い差引
2006年4月 5,379,825 5,451,56271,737
2006年5月 7,664,853 7,021,530-643,323
2006年6月 16,850,645 16,659,818-190,827
2006年7月 5,164,388 5,124,103-40,285
2006年8月 6,519,231 7,024,572505,341
2006年9月 14,534,724 14,467,716-67,008
2006年10月 4,840,213 5,007,584167,371
2006年11月 2,860,161 2,466,747-393,414

(単位: 百万円、11月は2週間分の値)

なぜこんなアンバアンスな売られ方がされているのでしょうか? もしその理由が分かったら、ある程度今後の見通しが立つのですが、ここ数日考えても「これだ」という回答が出ません。いくつか勝手に考えてみました。

  1. 世界株式のロング/ショート のヘッジファンドが、世界市場の中で成績が上がらないTOPIX先物をショート銘柄として選択した。
  2. 消費者金融の貸し出し規制により、内需が鈍る可能性があると判断し、TOPIX先物はショート、外需が多い日経平均先物はロングにした。

もしかしたら、単なる一時的なポジション調整による現象かもしれませんし、上記のような単純な理由ではない可能性もありますし…