いやあ、すごい全面安ですね。午前中ほとんどの銘柄が値下がりして、画面が赤だらけ。なかなか体験できない珍しい日でした。記念に画面を保存しておこうかと思った程です。
日経平均はドーンと下がって、そこから反発も弱く、ずっと底を這っていました。この重い相場の雰囲気、どこかで体験したなぁ… と思ったら、そう、昨年のライブドアショック翌々日(2006/1/18)の、東証が市場を途中で閉めた日の感じです。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)
今日の日経平均
2006/1/18日の日経平均
あまりチャート的には似ていないかなぁ…。昨年は翌日に急反発でした。信用買い方の投売りによって随分安く寄り付いて、そこから+10%以上上昇した銘柄も多くありました。さすがに今回は、追証による投売りは多くないとは思うのですが、銘柄によっては明日の朝方にチャンスが訪れるかも知れませんね。
2006/1/19日の日経平均
2006/1/19日のバルス(2738)
似ている!? 相場の雰囲気
RNプライムのインデックス買い日
ヤッチャイマシタ…
せっかくEトレードで当選した日本綜合地所(8878)の公募ですが、締め切り期間が1日もない超短縮だったらしく、私が家に帰って来た時には既に遅し。「意思確認なし」で購入申し込みができない状況でした。
昨日の時点で当選は確認していて、いつも購入申し込み日数は2日間余裕があったので、今回も同じだろうと油断していました。ヤッチャイマシタ。
因みに公募価格2,919円で、今日の終値は3,150円。ボタンをクリックしなかっただけで、ほぼWii一台分が消えてしまいました(泣)。皆様お気をつけ下さいね! 私と同じ間違いは、くれぐれもなさらないように。私はしっかり勉強代を払いました。ここで話題のネタとして使えたから、まあ良しとしよう(笑)。
話変わって、お世話になっている「日経マネー」にて、個人投資家アンケートを募集しています。少々質問項目は多いのですが、5万円分の商品券も抽選で当たりますし、よろしければ回答してみてくださいね。
シティグループ
今日の日興コーディアル(8603)の株価急騰のきっかけを作ったシティグループですが、旭テック(5606)の海外公募の主幹事も行っていまして、本日発行価格が決定しました。本日の終値からの割引率はなんと 6.27% の 269円です。しかもオーバーアロットメントが中止となりました(つまり相当売れなかった)。
公募の発行価格の割引率は通常2-3%程度です。時々4%というのもありますが、6%を超えたものは、私の記憶にはありません。「オーバーアロットメント分を発行しない」ということは、価格安定操作が行われず、公募価格を割り込んでも、買い支えが存在しないことになります。
国内の証券会社なら、もう少しいろいろと調整をつけたのでしょうが、さすがシティグループ。ドライに決めてくれます。こう考えると、日興コーディアルの株式取得も、みんなに優しいTOBなんかではなく、かなりドライな方法を使うかも…
と思ってしまいます。
IPO投資セミナー
今日は神田さんの「IPO投資」のセミナーに参加してきました。出版記念とのことでしたので、本の内容についてお話するのかと思ったのですが、全然本には書いていない、かなり実践的なお話でした。本に書かずに隠していたのですね(笑)。
特に参考になったは、自分の所持する資金別に攻略する証券会社を決めてしまう所です。その他にも、会社や家でも使えそうな、話題の切り出し方、話の持っていき方なども参考になりました。もしIPO投資にご興味があれば、一度神田さんのセミナーに参加するか、いつか発売される今回のセミナーのDVD等を購入してはいかがでしょうか。
話題変更しまして、今月発売のZAI4月号の私のコメント「公募増資の受け渡しを利用した投資法は、上昇傾向時に有効だ」について、少々分かりにくいかなと思ったのでフォローします。
まず最初に投資戦略「公募・売出しなら貸借銘柄を狙え!」を読んで頂きたいのですが、ポイントは「貸借銘柄で、公募決定日+2日後の終値時点で、公募価格より+2%以上であれば買い」という点です。
今年は既に該当銘柄がいくつか出ていまして、石川島播磨(7013)、栗田工業(6370)などです。相場全体の上昇期ということもあってでしょうが、どちらもアク抜けのいい感じがあります。
今後、ホンダ(7267)や任天堂(7974)といった人気銘柄も売出を控えていますので、うまくはまってくれるといいなぁと思っています。最後に念のため「くれぐれもご自身の判断で投資してくださいね! 」
止まらない外国人投資家の買い
先週の外国人投資家の買い越し額は、現物、先物共に最高水準でした。いやあ、すごいすごい、1兆円に迫ります。まだまだ衰えを知らず、とても買い安心感があります。節分天井なんて、もう誰も言わなくなりましたね(笑)。
期間 | TOPIX先物 | 225先物 | 株式(3市場) | 全合計 |
1月1週 | -484 | 99,361 | -114,982 | -16,105 |
1月2週 | -79,779 | -77,542 | 129,384 | -27,937 |
1月3週 | 187,246 | -74,223 | 543,062 | 656,086 |
1月4週 | 78,098 | -20,069 | 425,234 | 483,263 |
1月5週 | 48,815 | 215,434 | 530,009 | 794,258 |
2月1週 | -41,388 | -52,052 | 369,317 | 275,877 |
2月2週 | 203,250 | 221,913 | 518,955 | 944,118 |
いつものグラフです(参考:外国人買いは上昇トレンドのサイン?)。買い越し率はぐんぐんと上昇中です。実は本日発売のZAI4月号

昇格銘柄20日発表の卒業記念に
昨日、東証二部から一部への昇格銘柄の発表がありました。以前にここでお知らせしましたように、毎月20日に昇格銘柄の発表をするのは来月を残すのみです。来月の昇格該当銘柄は無い可能性がありますので、実質今回が最後になるかも知れません。
そこで、毎月20日発表イベント完了(=卒業)記念に、昇格銘柄(=生徒)の上昇率を掲載しておきます。まるで最後の卒業生を送る校長先生の気分です(おおげさ)。
コード | 会社名 | 前日終値 | 終値 | 上昇率 |
3023 | ラサ商事(株) | 639 | 680 | 6.42% |
3360 | グリーンホスピタルサプライ(株) | 187000 | 193000 | 3.21% |
4653 | (株)ダイオーズ | 1345 | 1411 | 4.91% |
4971 | メック(株) | 1460 | 1480 | 1.37% |
4975 | 荏原ユージライト(株) | 3750 | 3600 | -4.00% |
5702 | (株)大紀アルミニウム工業所 | 853 | 867 | 1.64% |
6262 | ペガサスミシン製造(株) | 997 | 1063 | 6.62% |
6379 | 新興プランテック(株) | 1224 | 1292 | 5.56% |
7256 | 河西工業(株) | 509 | 535 | 5.11% |
7838 | 共立印刷(株) | 462 | 462 | 0.00% |
8255 | 原信ナルスホールディングス(株) | 1430 | 1540 | 7.69% |
9039 | (株)サカイ引越センター | 3810 | 3820 | 0.26% |
9366 | (株)サンリツ | 1161 | 1223 | 5.34% |
9380 | 東海運(株) | 469 | 483 | 2.99% |
9790 | 福井コンピュータ(株) | 1020 | 1158 | 13.53% |
今日のかっ飛ばし銘柄の福井コンピュータ(9790)は、立会外分売時に「ななしの星座」さんに掲示板で取り上げて頂いた銘柄であり、あれから上昇率は50%を超えています。とても感慨が深いものがあります。
因みに今回の昇格銘柄のTOPIX買い日は「4月の最終営業日1日前(4/26)」ですので、まだまだ先の話です。
逆にコンプライアンス的に問題?
虎年の獅子座さんのサイトでも取り上げられていましたホンダ(7267)の売出の件について、私には「しがらみ」がないので、そのまま実名で記載してしまいます(笑)。
野村證券が2/14日に発行した「MSCI四半期見直し」レポートのランキング中に「(コンプライアンス上の理由により表示を控えています)」と1銘柄だけ表示されていないものがありました。
いろいろと資料を付き合わせると、そこは「ホンダ」であり、ホンダの主幹事は野村證券であることから、これはトヨタ同様に、機構所有分の売出が控えているのではないかと推測できました。
そんなことが分かってしまうような記載は、逆にコンプライアンス上問題があるのではないかと、思わず笑ってしまいました。きっと記載した人も「こんなのバレバレだよ」と感じたのではないでしょうか。
このレポートから、需給懸念でホンダの株価は下落するだろうと予想し、空売りが頭によぎったのですが、なにせその時の株価は新高値をつけた時期であり、本当に機構保有分の売出なのか不明であり、もしそうだとしても、いつ実行されるか分からない状況だったので、手が出せませんでした。
でも翌2/15日から株価が下落し始めた所を見ると、度胸の据わった人たちが空売りを開始したのかも知れませんね。まだまだ私は修行が足りません。
順調に買い進める外国人投資家
先週の投資部門別売買状況ですが、順調に外国人投資家の「買い」が継続しています。先週、先々週よりも買いが細くなっていますが、投資戦略"SQ前の「魔の水曜日」を検証する!"にもありますように、SQを含む週は、大抵こんな調子なので、気にしなくてもいいでしょう。
期間 | TOPIX先物 | 225先物 | 株式(3市場) | 全合計 |
1月1週 | -484 | 99,361 | -114,982 | -16,105 |
1月2週 | -79,779 | -77,542 | 129,384 | -27,937 |
1月3週 | 187,246 | -74,223 | 543,062 | 656,086 |
1月4週 | 78,098 | -20,069 | 425,234 | 483,263 |
1月5週 | 48,815 | 215,434 | 530,009 | 794,258 |
2月1週 | -41,388 | -52,052 | 369,317 | 275,877 |

長期、短期の外国人買い移動平均線も上昇中です。こうなると日経平均180,000円、TOPIX 1,800ポイントを今月中に期待したいところですね。
ダヴィンチ & オリックス
今日は、ダヴィンチ(4314)とDAオフィス投資法人(8976)がストップ安でした。 多くの報道にもありますように、証券取引等監視委員会がダヴィンチ・セレクトを行政処分するように勧告したためです。
そういえば、昔、同じようなことが「オリックス・アセットマネジメント」に対しても行われました。その時のオリックス(8591)とオリックス不動産投資(8954)について、株価の推移をチェックしてみます。
「行政処分を勧告」した直後で一度底をつけ、約1ヵ月後の実際の行政処分を行う直前に大底をつけました。その時は下落直前の80%程度の株価です。
オリックスとダヴィンチを同列に扱ってよいものか分かりませんが、また同じようなパターンになると考えると、ダヴィンチ(4314)は 117,000円近辺、DAオフィス投資法人(8976)は720,000円近辺が、ひとまずの目安でしょうか。