あおぞら銀行、MSCIに採用されず

今朝方発表されたMSCIの四半期入れ替えですが、有力候補であったあおぞら銀行(8304)は採用されませんでした。株安と円安の両方が重なって、採用規定の数値をクリアできなかったようです(MSCIの採用規定の詳細は「MSCIを完全攻略する」をご覧下さい)。

MSCIに四半期で採用されるには、浮動調整後の時価総額で US2,600mil必要です(現在の日本株の場合)。120円換算で3120億円。あおぞら銀行の場合、IPO時の公開株数と、5%刻み切り上げルールから、全株式の40%が浮動株とみなすことができます。昨日の株価457円で算出すると3016億円程度。わずかに届きません。

まあ、それでも5月の年次採用はほぼ間違いがないでしょうから、次の楽しみに取っておきましょう。

また、ある方から頂いた情報では、今まで「産業」の85%時価総額ルールだったのが、「全体」の85%時価総額ルールに変更となるそうで(11月以降に徐々に移行)、時価総額が高かったのにも関わらず、採用されなかった銘柄が、今後採用される可能性があります。これもまた、楽しみですね。

理研ビタミン(4526)

「株式」としてではなく「グルメ」としてのご紹介です(笑)。理研ビタミン(4526)この季節に限定販売される「新芽生わかめ」は結構イケてます。去年、わが社の気まぐれ社員が「NIKKEIプラス1 何でもランキング」で発見し、お取り寄せしたものですが、見事にはまりました。

私は日本海の近くで育ったので、海産物については"こだわり"があるのですが、このわかめの柔らかさからくる歯ごたえと、素材自体のミネラル感がある美味しさは、今まで味わったことがありませんでした。

調理方法は、生のままでサラダとして頂くのが一番かと。軽く水洗いし、ボールの水に5分ほど浸せば、塩抜き完了です。「ふえるわかめ」とは全く違った食感が楽しめます。

理研ビタミン(4526)は、毎度東証一部への昇格候補銘柄となるのですが、なかなか採用されませんねぇ… 昇格の予想サイトで有名な「Risktakerの特殊需給株式投資」でも確率10%以下ですか。頑張れ理研ビタミン(4526)! 昇格銘柄の発表は2/20日です。

昇格20日発表はあと2回

今までは、東証2部から1部への昇格(市場第一部への指定)銘柄の発表は、毎月20日と決まっていました。ところが、虎年の獅子座さんのページをご覧の方はよくご存知だと思うのですが、昨年12/1日に東証が発表した「一部指定に係るTOPIX等株価指数の算出上の取扱いの変更について」によって、昇格銘柄の発表がいつあってOKな状況になりました。

とはいえ、2月の昇格銘柄発表は、1/20日にありましたし、東証のFAQには「一部指定会社は、一部指定を行う日(原則として、決算期又は中間期を含む月の翌月から起算し、6か月目の月の初日)の前月の20日(休日の場合には前営業日)に発表を行っており、発表日の午後3時30分頃を目途に、ホームページにも掲載しております。」と記載があります。

一体どれが正しいのだろうかと、東証に直接問い合わせてみましたら「今度の3,9月決算、4,10月決算の分まではいつも通りです。その後は未定です」といった旨の回答を頂きました。

ということは、毎月20日発表が確実なのは、あと2回(2/20日、3/20日)の運命。今後はどうなることやら。新しい制度が生まれれば、またそれは新しいイベント投資が生まれるということで、楽しみとすることにしましょう!

今更ながら和光堂(4520)

以前、12/12日の夕凪通信にも紹介したのですが、アサヒビール(2502)にTOB価格7,900円で90%以上まで所有された和光堂(4520)は、つい最近まで3,800円程度あたりでゆらゆらしていました。

そして2/6日にアサヒビールが和光堂と株式交換で完全子会社化することを発表します。その交換比率は和光堂1株に対して、アサヒビール株2.9株。当日の和光堂の終値は約3,900円。交換比率だと5,548円に相当し、約42%のプレミアムを乗せました。

これで分かったのは、優良企業によるTOBによって、ほぼ子会社化された上場廃止を待つ銘柄については、それなりに配慮された形で吸収される可能性が高いということです。後で少数株主と争うのを避けるためでしょうかね。

ただ問題は吸収される時期が「いつ」なのかです。TOB終了後、後々7,900円によって買取を期待して 6,000円程度で買った人は、結局損していますから。

ちなみに、TOBではないのですが、カネボウについて、日本経済新聞によれば、少数株主の買取価格は、上場廃止時の終値360円を下回る、162円となったとか。くれぐれも銘柄はお間違えなく!

外国人投資家の買い越しが続いているけれど…

先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家が引き続き大幅に買い越ししています。これだけ買いが入ったらもっと指数的に上昇しても不思議ではないのですが、日経平均で
+150円程度。TOPIXも似たような感じです。ここ最近は同じ傾向です。何か違和感があります。

期間TOPIX先物225先物株式売買(3市場)全合計
12月1週121,755 -207,793 591,842 505,804
12月2週220,811 27,734 524,141 772,687
12月3週208,191 7,579 289,914 505,684
12月4週145,319 45,046 60,691 251,056
1月1週-484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週-79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週78,098 -20,069 425,234 483,263
1月5週48,815 215,434 530,009 794,258


この所の話題株といえば、日興CG(8623)と、電力株、鉄鋼株あたりでしょうか。あまり指数に寄与しない株が買われ、これら株の上昇を演じているのではないかと思います。特に日興CGは、米資産運用会社が5%以上新たに購入したことも判明し、株主の多くが外国人投資家に入れ替わったのではと想像します。

話変わって、明日はSQですが、最近の1年間、このSQがある週の水曜日とそれ以降は、あまり株価の成績が振るわないことが日本証券新聞に記載されていました。ポジションの調整が入るためでしょうかね。毎月第2週は、そんな傾向あることを押さえておくと便利かも知れません。

株主優待は下方修正よりも強し?

優待銘柄への投資を続けていると、他の一般銘柄との違いに驚くことがあります。最近よく思うのは「市況が上がろうが、下がろうが、ほとんど株価に影響しない」。そしてもうひとつ「下方修正にやたらと強い」というのがあります。

今回特にそれを感じたのは、2月の優待銘柄のリンガーハット(8200)です。1月9日に大幅な下方修正を発表し、その翌日には急落に見舞われましたが、そこからは何事もなかったように盛り返しています。

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幸せな投資家さんとは、逢うたびに優待銘柄談義に花を咲かせているのですが、その時にも「魚喜(2683)は、下方修正する度に株価が上昇する不思議な株なんだよね」とおっしゃっていたこと、印所深く覚えています。

(2/9日追記: 幸せな投資家さんからのご指摘により、魚喜ではなく、魚力(7596)とのことです。私が勘違いしていました)

優待銘柄は、ファンダメンタルズと乖離した動きをすることが多いため、拒否反応を示す方も多いようですが、付き合ってみると、こんな楽しい株はないですよ(笑)。

今は3月優待銘柄の3四半期決算のピークを迎えています。優待のお得度が高い銘柄が下方修正した場合に、買いチャンス到来! なのではと思っています。

イベント投資とIPO

「イベント投資って、IPOとすごく相性がいいんですよね」。「IPO株を裁量で取得する場合、担当者にそれなりの手数料貢献が必要なんですが、イベント投資を使えば、うまく手数料分を落とすことができるんですよ。損得なしでも十分なんです」。

イベント投資はそういった使い道もあるのかと、IPO投資で有名な神田さんから、そのようなことを直接聞いた時には、正直驚きました。そして実は、昨年の私の講演にも参加されていたと聞いて、2度びっくり。

今日、本屋さんを覗いてみたら、超狭くなった株式投資本コーナーの中で、神田さんの本が平積みで置いてあったので、過去のこんなやり取りを思い出したのです。出版されることは前々から知っていたので、すかさず手に取り、買ってしまいました。

2月末に「出版記念セミナー」も開催するとのことで、私は早速申し込みました。私の講演に参加して頂いたお礼も兼ねています(ついでに、お世話になっているエンジュクさんへの貢献も
- 笑)。これでひとつでも多くのIPOを獲得できたら、それで十分お釣りが出ます。

こうして少しずつイベント投資の守備範囲を広げて、さまざまな知識を吸収し、オリジナルの投資戦略として皆様に公開できたらと思っています。

外国人投資家の買いは続く

先週の投資部門別売買状況が発表されました。相変わらず、外国人投資家の買いが続いています。日経平均先物がマイナスで、その分の現物の裁定買いがプラスとしてかさ上げられているとしても、十分に買い越ししています。

外国人投資家の買い越し額

期間TOPIX先物225先物株式売買(3市場)全合計
12月1週121,755 -207,793 591,842 505,804
12月2週220,811 27,734 524,141 772,687
12月3週208,191 7,579 289,914 505,684
12月4週145,319 45,046 60,691 251,056
1月1週-484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週-79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週78,098 -20,069 425,234 483,263


話変わって、昨日の日興コーディアル(8603)の続きなのですが、「裁定残が大きい」「日経225採用銘柄の1つがストップ安(それなりにウェイトがある)で売買できない」が重なると、先物ヘッジ売りが出やすく、その翌日は、ヘッジ分の買戻しによって上昇するのではないか…。

そう思えるようなパターンが、日興コーディアル(8603)の前回のストップ安時(12/19,12/20)と今回のストップ安時(1/31,2/1)で発生しました。たった2回のサンプルだけですので、単なる偶然なのかも知れませんが、少し頭の中に入れておくといいかも知れません。

日興コーディアルストップ安時の日経平均先物(12/19, 1/31)
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翌日の日経平均先物(12/20, 2/1)
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日経225採用銘柄がストップ安になることはめったにないことでしょうから、こういった場面に次回出会えるのは、いつの日になることやら。