2007年10月TOPIX買い日結果

今日は9月に東証一部へ上場した銘柄のTOPIX買い日および、1-3月期決算企業のTOPIX浮動株比率(FFW)の定期見直し日でした。

まずは9月に東証一部へ上場した銘柄について結果を見てみましょう。「TOPIXの組み入れ時価総額(表中 時価総額と記載)」が小粒な銘柄が多いです。バンテックGH(9382)だけは、中の小といったあたりでしょうか。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
9382バンテックGH143 1.01% 0.00% 1.59%
5821平河ヒューテック86 -7.93% -6.49% -3.18%
8944ランドビジネス81 5.13% 4.24% 2.24%
2453ジャパンベストレスキュー18 -5.67% -2.92% -1.47%
TOPIX期先0.06% 0.44% 0.56%


時価総額が低い程TOPIX買いが入りにくくなります。つまり、先回りの買いが少しでも増えると厳しい結果が待ち構える事になります。バンテックGHとジャパンベストレスキュー(2453)の引け際の違いを見ると、時価総額による違いが分かって頂けると思います。

また、大幅プラスとなったランドビジネス(8944)は不動産関連として買い進まれたのだと思います。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

バンテックGH:
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ジャパンベストレスキュー:
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今日のメインは、どちらかと言えば定期見直しの方でした。「TOPIXの組み入れ時価総額」が増加したトップ3を見てみましょう。前日比ではいずれもTOPIXをアウトパフォームしていますが、当日の値動きだけでしたら、やや苦戦です。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
7974任天堂5022 1.13% -0.28% -0.18%
7267ホンダ3816 0.96% 0.24% 0.21%
8306三菱UFJ3555 1.83% 1.37% 0.63%
TOPIX期先0.06% 0.44% 0.56%


こういった大きめの調整時は、SQあたりから徐々に動き出す傾向があります。今回もそのパターンが当てはまったのか、別の機会に時系列で追ってみたいと思います。

斉藤正章さんのセミナー

今日は満席大盛況の斉藤正章さんのセミナーに参加してきました。

あれだけシンプルな方法で、年間利益を30%, 40%と持って行けるのですね。いやぁびっくりです。「もし40%の利益で物足りない方は… 」と話が続くあたりもすごい。

順張りフィルターも、逆張りフィルターと同じ仕組みだったのですね。これは知らなかった。勉強になりました。逆張りは既に実行していましたから、今後順張りの方も私の投資手法に中にいれちゃおっと。

「三角持合いを含めたブレイクアウト系は○○○」「投資手法自体は実はどうでもいいんです」といった斉藤語録にはしびれました。

システムトレードに多少でも興味がある方には、近く発売されるであろうDVDを購入することを強くお勧めします。単なる投資法だけではなく、結果に至るまでの過程で「何が一体重要なのか」がしっかりと解説されていますから。

シュミレーション結果が掲載されている計27Pageの「順張り&逆張りシステムトレード別冊資料」これだけでも元が取れるんじゃないかな。いやいや、10万円分位の価値はあるかも。

PTSによる夜間取引の使い方

金曜日にフリービット(3843)について、会社法に基づいた新聞への公告忘れによる株式分割中止、および1日取引停止となりました。

ぎりぎりの所で混乱が回避された… と思われたのですが、今朝の日経新聞に、SBIジャパンネクスト証券が運営するPTSで「分割株価で取引が成立」との記事が掲載されていました。成立した取引は無効にしたとのことです。

今の所、このPTSでの夜間取引は、翌日約定扱いによって決済されるため、翌日の権利条件となります。つまり、株主優待銘柄や配当銘柄の権利日に、PTS夜間取引で売っても権利は確保されたままです。

ということは、権利落ち日に激しく下落するだろうと思わる「空売りができない優待権利銘柄」を権利日の夜間に売ってしまう手もあります。意外と許容できる範囲で買い板が出ていたりするものです。

8月の優待銘柄として私は魚喜(2683)を持っていたのですが、優待権利日(この日がPTS夜間取引開始日だった)の夜間取引で、優待の金額を引いた価格とほぼ同じ値段で買い板が出ていました。

このまま売ってしまおうか… と思ったのですが、PTS取引開始日ということもあって、私の勘違いにより優待権利を手渡してしまうことになるかも知れないと思ってやめました(何事も初物には用心しています)。

その翌日は、買い板が出ていた値段よりもはるかに下の値段で寄り付き、「これは使えるかも」と思った次第です。PTSはまだ板が薄く、なかなか利用しずらい面もあるのですが、最低単位で優待銘柄を握っていた場合等には利用する価値もありかと。

だんだん出来高が増えてきたら、翌日の「権利落ち日」の値段形成を計算に入れ、そのギャップを狙ってPTSでの売買を活用する… といった投資方法もあるかもしれませんね。ただ、信用取引ができず、現物取引のみですので、取れる作戦は限られてしまいますが。

ちなみに、松井証券が考えているPTSは、即日株券引き渡しを予定しているとのことで、こちらは権利落ち日に売ったつもりが、実は権利も一緒に放棄していた…
という可能性も出てきます。本当に即日引き渡しとしてスタートしたら混乱しそう..。

さて話題変更して、DOWの落ちそうで落ちないグラフです。金曜日のDOWが急落したら翌月曜日に更なる急落もあるかも… と思ったのですが、意外と強し。またグラフが乖離しました。なかなか先が読みづらい…。

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まだまだ続く? 信託銀行の売り

先週の投資部門別売買状況ですが「相場が下がっている=外国人投資家が売っている」そのままに、外国人投資家が売り越しでした。

それ以上に深刻だなぁと感じるのが「信託銀行の売り」です。しかも先週は相場が下がったにも関わらず売っていました。ということは、ポートフォリオ配分調整ではなく、売るべくして売ったようです。

9月末-10月頭には売りが止まり、ゆうちょ銀行誕生で買い側にまわるのか? と思われていたのですが、今の所その兆候はありません。いつまで売りが続くのでしょうかね…。

いつものグラフです。とうとう底割れの雰囲気です。今日は戻しましたが、需給の傾向からは楽観視できずです。

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マザーズは、逆に相変わらずの外国人投資家の買いが入っています。こちらもいつまで続くのか…。

ソニーFHのMSCI買い日結果

今日はソニーFH(8729)のMSCI買い日でした。午後から急落した相場の影響なのか、それとも先回りが多すぎた重みなのか、結局は安値引けでした。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)

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大引けの板状況を見ると、相当厚い板が売りに並んでいました。やはり単独銘柄でのインデックス買い日は、注目を集め過ぎでつらいですね。上場日からの株価推移を見てみましょう。

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TOPIXで調整をアウトパフォームしているためプラス側で推移していますが、株価で見たらマイナスです。MSCIの Early Inclusionは、「上場時に時価総額から新規採用を予想して買う」のが一番効果的のようですね。できれば先物でヘッジをかけながら。

しかし、ソニーFHがなぜ採用基準値より低いと思われる時価総額で採用されたのか、謎なんです…。

フェスティバル&セミナー のお知らせ

エンジュクさんの所で2年ぶりに講師務めることになりました。「投資日記ステーションフェスティバル 2007&大忘年会」の1コマを担当します。

DAIBOUCHOUさん、池田さん、三空さん、浜口さんと、それぞれの分野で大活躍されている方とご一緒にできるのは大変光栄&嬉しい限りです。私以外の方のお話を聞くだけでも十分楽しめるでしょう。

フェスティバルでの内容は「イベント投資って何? どんな投資法なの? 」といった、イベント投資法自体のご紹介を予定しています。

「ああ、こんな投資法もあるんだ」「こういったイベントがあるときは気をつけなきゃ」といった、私がイベント投資法を初めて知った時の感動を、皆様にも楽しみながら感じて頂けたらと思っています。そして皆様の「投資脳」に新たな息吹きを与えることができればと思っています。

でもツチヤさん風に言えば、この1コマだけで「調理の方法」が習得できるかと言えば、それは難しいです。私もイベント投資法の本質を理解するまでは、連戦連敗でした(笑)。このあたりはエンジュクさんのメルマガに記載した通りです。

そこで、「調理の方法」を習得したいといった方には、その翌週に3時間のセミナーを開催します。エンジュクさんからの正式な告知はもう少し後になります。

このセミナーでは「イベント投資の心構え、イベント投資法の具体例(ケーススタディ)、そして新しいイベント投資の発掘の仕方 (エクセルの使い方)
」といった、一通りの「調理の方法」のご紹介を予定しています。フェスティバル参加していなくても理解できるようにしています。

ちなみに、ツチヤさんと同じ日に同じ会場での開催です。私が午前中のセミナーで、ツチヤさんが午後からのセミナーです。

私の投資法は、ある仮定を置いて、それが正しいかどうか手順を踏んで証明していく「演繹的」(論理的)な手法です。それに対してツチヤさんは、事象をたくさん集めて、その中からルールを見つけ出す「帰納的」(発見的)な手法がメインです。

どちらかの方法が優れているというわけではなく、お互いに得意とする分野があります。両方のセミナーを聴き比べてみると、投資法に奥深さが出てくるのではないかと思います。私も午後はツチヤさんのセミナーに参加予定です!

DOW LTCM破綻時との比較

1997年のLTCM破綻時と今年のDOWの値動きは、かなり乖離してしまったのでグラフの更新はやめていたのですが、昨日はDOWが -2.64%
を記録し、サブプライム余波の再燃がささやかれてきましたので、更新したグラフをご覧ください。

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途中までは極似していた赤色の線はすでに比較するまでもない所まで行ってしまいました。その代わり、日付を似た所から始めたものは、株価レベルは似ていませんが、なんとなく株価カーブは似ています。

急落は、ブラックマンデーの1987年、そしてLTCMのときもなぜか「月曜日」なのです。日本の毎春の急落も「月曜日」

そう考えると、結構無理矢理の結論ですが、翌週月曜日22日(月)も危ないです。10年前と比較すると、一旦株価を取り戻した後の29日(月)の方が一層危険です。一応、そんなリスクも頭に入れておいた方が良いかと。ただ、前回もそうですが、私の予想はよく外れるのでご注意を(笑)。

お金じゃぶじゃぶは、今のところは資源と新興国に向かっている感じです。日本へはきてくれないのでしょうかね…。

参考までに、今年とブラックマンデー時のDOWのグラフと比較してみます。大人と子供のようなレベル感です。ブラックマンデーは本当に猛烈だったことがよくわかります。株価水準があっという間に65%レベルになりました。

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また始まった信託銀行の売り

先週の投資部門別売買状況ですが、外国人は引き続き地道に買い越し。それに対して個人投資家が戻り売りしている構図です。少々気になるのは信託銀行が再び多めに売り越し始めたことです。

株価が上昇を始めると必ずと言っていいほど信託銀行が売りを浴びせます。今までは「ゆうちょ銀行」誕生までの整理売りによるもので、これからは買いに転じるのではないかと期待された矢先の出来事です。行き先に暗雲が…。

久々にいつものグラフです。短期の13週移動平均線がボックスの底辺に到達しています。もう上がるしかないでしょ… と思いたい所ではあります。

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ソニーFH と J-Power MSCI比較

ソニーFH(8729)がMSCIの Early Inclusion での採用が決まりましたが、これは2004年のJ-Power(9513)以来となりますので、その時の値動きと比較してみます。IPO初日の引け後に、MSCIから発表された点、そしてMSCI買い日までの営業日数も一緒です。

相場の影響を排除するため、IPO初日の終値を100%として、TOPIXからどれだけアウトパフォームしているかのグラフを掲載します。従って、実際の値動きとは違います。

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Early Inclusionは、めったにおめにかかれない事ですので、今日エントリーしました。派手な上昇は期待薄ではあるのですが、イベント投資家として黙って見過ごすわけにはいかないので(笑)。

参考までにJ-PowerのMSCI買い日の一日チャートです。最後はなんとか持ち直しましたが、先回り買いが重かった。(出典: Yahoo Japan
Corporation.)

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予想外の発表x2

先週の金曜日にあさひ(3333)の東証一部昇格の発表がありました。あさひの決算期は2/20日です。従って8/20日に中間期を迎え、そこから2ヵ月も経過していません。このタイミングでも昇格があり得るのですね。今までありえなかったパターンです。

昇格の予兆としては、立会外分売を10/4日に実施し、少数特定者持株比率を上場株式数の70%以下にしたと思われる事と、10/1日に発表した決算が良好であった事です。

東証二部またはマザーズ銘柄で、東証一部への昇格基準を満たすような立会外分売は、決算月に関わらずマークせよ! ということなんでしょうね。勉強になりました。

そしてもうひとつ、「虎年の獅子座」さんのページを読んでいて気がついたのですが、ソニーFH(8729)が MSCI の Early Inclusion により採用が決まったことです。私にとって、これは超意外でした。

MSCI の採用ルールが記載されている MSCI Standard Methodology Book (May2007) の 50Pageに、Early Inclusion により採用する場合の基準額の記載があります。そこには、浮動株調整後の時価総額として最低
US$ 5,200mil 必要とあります。

今回のソニーFHの売出株数と昨日の終値での株価を掛け合わせても、3,500億円プラス程度ですので、それを全部浮動株とみなしても US$ 5,200mil
には届きません。よって私は11月に行われる四半期見直し時には採用があり得るとは思っていたのですが、まさか Early Inclusion で採用されるとは。

いずれにせよ、10/24日がソニーFHのMSCI買い日となります。こういった単独採用の場合は、先回り買い過剰になりやすい傾向にあります。参加する場合はご用心あれ。