大多数が敗者になるワケ

もし、株価が「ランダムな(買い手と売り手に優位さがなく、ニュースはすぐに株価に反映される)状態」で推移すると仮定するならば、勝者が5割、敗者が5割となりそうなものですが、実は大多数が敗者となってしまいます。

これは資金に限りがあるために起きる現象です。売買回数を多くすれば多くするほど、勝者はごくわずかになります。資金が0になった時点で、敗者は退場を余儀なくされるためです。

ということは、確実に利益が出る(期待値が100%を超えることが分かっている = 優位さがある)ような株取引を繰り返さない限り、ほぼ間違いなく敗者の側に回ってしまうということです。

…と、偉そうに書いたのですが、実はこれは「¥∞」さんのホームページにある「なりきりランダム論者」からの受け売り(+ 自分の解釈)です。数学的な事実をQA形式で、うまく説明しています。読み物としても面白いです。是非一度ご覧下さいませ。

もちろん、私はランダム論者ではありません。ただ「優位さがある」と確たる理由がないような取引は、たとえプラスマイナスゼロ取引だとしても、敗者側へまっしぐらですよと言いたいのです(と、時々感情任せの取引をする自分に対して言ってみる)。

その他にも、¥∞さんのページにはたくさん参考になることが記載されています。特に「ケリー基準(別名 オプティマル f)」は秀逸です。日本語でよくぞここまで詳しく書いてくれました!

「ケリー基準」については、はぐれ雲さんの影響で調べ始めたのですが、「期待値が100%を超える場合に、破産せずに一番効率良く資金を増やすためには、手持ちの資金の何%を賭けるべきか?」を数学的に導き出しているものです。

興味深いのは「期待値が100%を超えていても、賭け方を間違えると破産する」「大きく上昇することが期待される株でも、ドローダウンがきつい(損切りラインが低めに設定している)場合は、賭け金を少なくすべき」という数学的事実です。

私は理系出身なのですが、最初にこの「ケリー基準」の数式を見たときには頭がクラクラしました。今もまだ勉強中です。いつか投資戦略で取り上げたいと思っています。