日興コーディアルが上場維持すると…

いやぁ、びっくりしてしまいました。日興コーディアル(8603)が上場維持で監理ポストから外れるとの発表がありました。日経平均銘柄の入れ替えイベントを待っていたのですが、また次の機会ですね。

しかし、こんな予想外の事が起こると、上場廃止を見込んで日興コーディアル株を早々と売却してしまったインデックスファンドの運営者は、今頃「相当ヤバイ」と感じているかもしれません。

日経225をベンチマークにするインデックスファンドは、新規採用分の資金を用意していたでしょうから、素直にその資金で日興コーディアルを再び買えばいいので、まだ良いのですが、問題はTOPIX系です。

TOPIXをベンチマークにしているファンドは、入れ替え銘柄用の資金は準備しなくて良いので、日興コーディアルの売却代金を既に他の銘柄に充当している可能性が大です。日興コーディアルのウエイトもそれなりにあるので、これ以上のトラッキングエラーを防ぐため、早めに買戻しする必要があります。

じゃあその資金はどこから調達するのかといえば、他の銘柄を少しずつ売却して作るしかありません。

こうなると、明日は同業他社の野村HD(8604)大和証券G(8601)を中心に、TOPIXのウエイトが高い銘柄は、売り優位で始まる可能性があります。日興コーディアルが素直に寄付けばあまり問題がないのですが、値がつかずに高騰すればするほど、他の銘柄が売られてしまいます。

…因みに、私は一度も証券会社に勤めたこともなければ、ファンドを運営したこともありませんので、この話は単なる妄想の可能性も十分あります。お気をつけあれ!

明日以降、日興コーディアルの株価が上昇すると仮定すると、5%を超えている海外ファンドのうち1社が、いきなり「高値で売り抜ける」場面も出てくるかもしれません。こうなると、他のファンドの立場が弱くなり、更に株価が下がったりすると身動きが取れず、最後にはシティの言いなりに従ざるを得ない可能性もあります。

今は海外ファンドは共同歩調のようですが、心の内は、自分が最後のババを引かぬように、いつ売り抜けるべきか、戦々恐々としているのかもしれませんね。