東証二部銘柄の分売は一部直撃?

クリエイトSD(2794)が立会外分売を実施した翌日の引け後に、東証一部への昇格が決定しました。決算月に左右されず昇格が発表される新ルール適合第一号銘柄となりました。

この発表で思ったのは、立会外分売の実施によって東証一部への昇格条件の全てを満たす場合、実施後すぐに昇格できるようになったのではないかということです。この立会外分売によって満たすことができる条件は「株主数」または「少数特定者持株比率」です。

クリエイトSDの場合は「株主数」は条件を満たしていましたが「少数特定者持株比率」は微妙な範囲でした。昇格条件として「少数特定者持株比率」は70%以下でなくてはなりません。

東証の言うところの「少数特定者持株比率」とは、ざっくり言えば、固定的に株を所有していると認定できる上位10番目までの大株主分をカウントして、70%を超えてはならないということです。

クリエイトSDの場合は上位4位までの身内関連で 67.2% を占めています。投信や持株会は固定的に持っているとはみなされませんので、上位10番目までの大株主分があとどれくらい占めるかは、四季報などからは確認できません。恐らく70%を超えていたため分売に踏み切ったのだと思います。

少々前置きが長くなりましたが、東証二部銘柄が立会外分売を実施する場合に、おおよそ「株主数が2,200名に届いていない」「大株主分で70%近くの株式を所有している」場合には要注目です。実施後すぐに昇格がやってくるかも知れません。公募・売出でも同じ効果があります。

東証一部に昇格するには、その他にもたくさんの条件を満たしていなければなりません。東証のページを丹念に読むと理解できるとは思いますが、4年ほど前に発売された J-Coffee さんの本「東証1部昇格銘柄を事前にキャッチして資金を5倍にしたJ-Coffee投資法」も便利です。今調べたらまだ販売されています。よかった、よかった。

ついでに、クリエイトSDのTOPIX買い日は6月末最終営業日前日(6/28)です。FFWの発表はまだありませんが、0.30 か 0.35 だと思います。昇格後最初の1年は
FFWが0.75%へ減らされますので、実質 0.23 か 0.26 です。今日の株価で浮動株調整後の時価総額は125億円程度(0.26計算)です。4/26日の夕凪通信で、これがどこに当たるかを確認して頂けたらと思います。