新興市場のターニングポイント?

ここ数日のうち、新興市場のターニングポイントになるのではと思われる出来事が発生しました。まず最初に東証がIRI(4741)を上場廃止に決めた事です。マザーズ創設期の銘柄であり、マザーズの象徴的な銘柄だっただけに驚きです。

今までのケースでは、東証が企業からの訴訟を恐れていたためか、よほど明確な投資家への背信行為がない限り上場廃止はありえなかったのですが、今回はばっさり切りました。新興市場の会計不審が株価下落を招いていたために、一罰百戒的な意味合いもあったのだと思います。

同じように、大証でもサンライズ・テクノロジー(4830)を上場廃止に決めました。ずいぶんと昔からMSCBなどのファイナンスを連発していて、大証はとうとう堪忍の緒が切れたようです。数年前までは、みなし額面を利用した節税銘柄としても有名でした。

こういった事から、証券取引所として、訴訟のリスクを負ってまでも、なんとか信頼を取り戻そうとしている本気度が伝わってきます。IPOに対しても審査が厳しくしつつあります。

バブル後の大底から復活のきっかけとなったりそな銀行への資金注入、アメリカのドットコムバブルの崩壊から復活のきっかけとなった監査の厳格化、日本の牛肉が見直されるきっかけとなった全頭検査の実施(株と関係ないけど)、阪神優勝の足がかりとなったバックスクリーン3連発(ヲイヲイ)。

過去の例から「ここが新興市場のターニングポイントだった」と後から言われるのではないか… と密かに期待しています。

あともうひとつ、オー・エイチ・ティー(6726)の大崩落もありました。仕手戦のバランスが崩れたことが原因でしょうが、新興市場全体の下落の影響も無縁ではないのではないかと。しかし倒産銘柄でも、ゴシップが出たわけでもないのに、こんなに崩れたのは見たことがありません。あまりにも見事な月足なので記録として残しておきます。(出典:
楽天証券 Market Speed Ver6.1)

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月曜日はIRIが値幅制限なしで取引されます。同じようなケースとなった一文字違いのIXI(4313)の場合、寄付き後すぐにストップ高連発 => 止まったと思ったらストップ安連発 でした。さて今回はいかに。

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