ETFをとってもお得に取得する方法

ETFはその製品としての特性上、2通りの取得方法があります。ひとつめは市場の売買で手に入れる方法です。これはよく皆様が利用する方法だと思います。ふたつめは、ETFに連動した株式を、決められた比率で全部用意して、ETFと交換する方法です。例えば、日経平均連動型ETFの場合、日経平均採用銘柄の225種類をウエイト通りに用意できれば、ETFと交換できます。逆に、ETFから日経平均採用銘柄の株式へも交換できます。

ここで考慮する必要があるのは、ETFには分配金が出ることです。この分配金は7月上旬の権利日を通過すればもらえます。この分配金の原資は株式の配当金です。この配当金の多くは3月末の決算銘柄に集中しています。

さてここで問題です。3月末の配当権利日通過後から7月までに、所有する株式とETFを交換したらどうなるでしょうか? そうなんです。配当金の権利を確保した上で、さらにETFからの分配金ももらえ、1株で2度おいしい配当を受けることができるのです。

ということで「ETFをとってもお得に取得する」には、3月末の配当銘柄から配当金の権利を得た後に、所有株式を7上旬までにETFと交換することで、分配金を得る方法です。ただし、これを行うには資金を数十億単位で用意する必要があるので個人ではちょっと無理ですが、機関投資家ならできます。実際にこの方法でETFを手に入れているようです。

(7/10日追記)
後日の調査で、実際にETFをとってもお得に取得する時期は存在しますが、そのタイミングと内容は全く違っていることが判明しました。詳細は7/10の記事で記載しましたので、そちらを参考にしてください。



これによって割を食うのはETFの既存株主です。配当金がすでに支払い終えている株式を持ち込んで、ETFの分配金を公平にシェアするのですから。ちょっとひどいですね。…そんな内容が、昨日(7/4)の日本経済新聞に掲載されていました。

この事が最近の「投資部門別売買状況」の株式数の値を短期的にゆがめている可能性はあります。もし私だったら配当権利を確定した後、ETF交換に足りない株式を購入
or 余った分を売却し、多少先物でヘッジします。7月の権利日を通過すれば、また元のポジションに戻しますけれど。

本日発表された先週分の投資家部門別です。外国人投資家について、株式はわずかながら買い越しですが、先物がかなり売り越しで、総合的にも売り越しです。一進一退ですね。

期間TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
5月4週-84,087 7,299 342,346 265,559
5月5週186,826 317,229 544,528 1,048,583
6月1週62,525 -432,132 572,242 202,635
6月2週-67,846 153,589 305,203 390,946
6月3週6,417 22,185 237,265 265,867
6月4週-96,674 -206,366 30,953 -272,087


また、面白いところでは、半期末のウインドウドレッシングということもあるのか、それとも持分の微妙な調整なのか、信託銀行が久々に買い越ししています。