外国人投資家抜きでの勝負

昨日発表された投資部門別売買状況ですが、相変わらず外国人投資家は様子見状態。逃げ出すこともなく、かと言って、買い戻しするわけでもなし。しばらく外国人投資家抜きでの勝負となりそうです。

株式3市場と先物市場での外国人投資家の買い越し額を累計すると、今年2月の上海ショック直前の状態と変わりありません。よって必ずしも「逃げ体制」なわけではなく、止まっている状況なのです。

期間TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計累計(2月4週~)
7月4週-289,072 -363,017 -286,998 -939,087 1,902,937
8月1週-333,773 -384,004 -141,355 -859,132 1,043,805
8月2週17,184 -81,597 -207,889 -272,303 771,503
8月3週-77,124 138,234 -752,063 -690,953 80,549
8月4週17,507 163,855 11,197 192,558 273,108
8月5週133,219 -32,385 56,714 157,548 430,656
9月1週-178,711 -38,892 -4,940 -222,544 208,112


そうとはいえ、今まで外国人投資家のエンジンによって上昇を続けていたので、これがストップすると、惰性で下降する傾向にあります。その原因のひとつが個人投資家の売りです。ZAI10月号の竹田和平さんの記事に、その原因は「相続税よ。相続しきれんから、親の株を売らざるを得ない」とありました。確かに言えますね。

先週に引き続きグラフを掲載します。しばらくは下降トレンドが続きそうです。株価を支える主体は、円安効果でたくさん利益を抱えた企業の自社株買いなんでしょうかね。先々週に引き続き、今週も事業法人が大きめの買い越しでした。

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さてもうひとつ、過去の下落パターンとの比較グラフを掲載します。もう「似ている」とは言い難いので、掲載する意味は薄れているのですが、それでもここから読み取れるのは、戻り高値を再度抜く所がポイントといった所でしょうか。日経平均では16,600円程度、TOPIXでは1,610程度です。

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さらにもうひとつ、今回のDowの推移は、1997年のアジア通貨危機後に似ているのではないかと思い(日経平均と違い、1998年とは似ていません)、比較してみました。

米国の雇用統計がマイナスになったのも1997年8月です。U.S. Department of Labor のページから、いちばん上の項目をチェックし、データを確認してみてください。

いろいろと山と谷を合わせて調整してみたのですが、いくら頑張っていもここまでです。そっくり似ているとは正直言えない状況です。今後Dowがするすると上昇し、10月中旬あたりで波が激しくなったら、このグラフに再度登場してもらいましょう。

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