トレーダー効果

先日ご紹介した「タートル流投資の魔術」にも記載があるのですが、「あまりに多くのトレーダーがひとつの戦略を利用し始めると、その戦略が以前ほどは上手く働かなくなってしまう」という「トレーダー効果」は、実際よくあります。

IHI(7013)、真柄建設(1839)、三洋電機(6764) と、監理ポスト入りする銘柄が短期間にこれだけ続くと、最初のIHIの値動きを「売り手」も「買い手」も記憶の中にあるため、似たようなパターンを描きにくくなります。

監理ポスト入り後の初日、IHIは始値が「底」だったのですが、真柄建設、三洋電機 と進むにつれ、始値がその日の高値になったりします。今日の三洋電機は寄付後、それを待ってましたとばかりに大きく売られました。それぞれのデイチャートを見てみましょう。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)

IHI(7013)
20071226_01.gif


真柄建設(1839)
20071226_02.gif

三洋電機(6764)
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こういった始値での高値掴みを避けるためには、面倒がらずに「成行」ではなく、過去の同様のパターンでの下落率などを参考にしながら「指値」を使うか、こういった短期間に同じような事があった場合の値動きのパターン(寄付後急落して底値をつける)を覚えている必要がありそうです。

しばらく時間が経って、記憶のかなたに値動きが忘れ去られたら、また最初の現象に戻るとは思います。