2008年2月TOPIX買い日

本日は2月のTOPIX買い日でした。早速結果を見てみましょう。表中の時価総額は、浮動株考慮後の時価総額(億円)を指しています。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
3789ソネットエンタテインメント292 3.64%4.84%1.59%
7442中山福(大証)61 -0.97%0.16%-1.24%


時価総額がしっかりしているソネットエンタテインメント(3789)は買いが入りましたが、大証メインでもある中山福(7442)は15:00過ぎにマイナスへ。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

ソネットエンタテインメント(3789)
20080228_01.jpg


中山福(7442)
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更に本日は先週の投資部門別売買状況の発表日でした。全体的に小動きでしたが、外国人投資家が再び売り越し。さらに今まで買い越しが続いていた信託銀行までもが売り越し。買っていたのは個人投資家でした。なかなか一直線には戻ってきませんね。

メルマガ発行のお知らせ

本日の20:00にメルマガが発行されます。

今回は「株式併合+新株予約権の発行」のカラクリについて、少々詳しく解説してみました。ブログの左上に申し込み欄がありますので、まだ登録されていない方は、そちらからどうぞ。

以前に危惧していましたタスコシステム(2709)については、その後リリースが出まして、行使価額、転換価額が調整され、ひとまず安心しました。今回取り上げた銘柄についても、しっかりと調整される事を切に願っています。

サラリーマン副業の必要経費と領収書

今日、確定申告に行ってきました。税務署によりけりだとは思うのですが、今週と来週の日曜日は税務署で確定申告を受け付けています。サラリーマンは会社休まずに行けるので嬉しい制度です。

サラリーマンで副業で稼いでいる方は、必要経費や領収書の扱いに悩んでいる方も多いと思います。そんな方へのお勧めの本がそば屋はなぜ領収書を出したがらないのか?です。題名がアレなのですが、内容はしっかりしています。元国税調査官の方が著者です。

ネットで出回っている情報は、税務署からできる限り文句がこないよう、安全面に倒してあります。この本は税務署側からの立場から、その裏側を解説しています。

「領収書がなくても、本当に経費で使っているのならそれでOKなのです。」
「納税者が自分で出した申告書は、明確な誤りがない限り、税務当局はそれを認めなければならないことになっているのです。」


(注: これだけだと誤解を生みやすいので、本書を読んでくださいね!)

その他にも必要経費や領収書に関して目からウロコの情報が盛りだくさんです。ただし、この本に書いてある情報は、株式の情報同様に、最終的にご自身で判断くださいね!

SPECIAL THANKS

昨日は個人投資家と外資系証券会社&国内自己勘定トレーダの方々との初めての情報交換会でした。現場で外部からの注文をさばいて執行する方、数億-数百億の資金を成果主義で運用している方のお話は迫力がありました。

その場で出た印象的な話題をいくつかご紹介します。私がそう理解した&間接的にお聞きいたものも含んでいますので間違っているものもあるかもしれません。カッコ内は私の感想です。


外部からの注文についてショートが多い。新興市場についても外部からの注文がそれなりに入ってくる。

外部からの注文によって売買の傾向はつかめるが、その情報を利用して儲けられるかは別問題。見えているのは一部で、全体が見えているわけではない。

ヘッジファンドは成績が良い悪いに関わらず解約が増えている。資金繰りによって投資者が資金を回収せざるを得ないためではないか。
(米国も確定申告のシーズンです。納税不足分は年明けに住宅担保で生み出せばいいという人が困った?)

イベント投資は5年前まではすごく儲ける事ができたのだけれど、最近はそんなことはない。(それでも自己勘定でイベント投資を行っている方がいらっしゃることに驚きました)

最近ではもっとも成功している投資は、売られ過ぎ買われ過ぎが平均移動線に戻ろうとする動きを利用したもの。完全逆張り。(この投資方法をリバージョン?と言うらしい。彼のチームはン年間、月間負けなしだそうです)

アメリカはいつクラッシュしてもおかしくない。 日本はもっと下げる余裕があるから、本格的な買いができない。

ユーロは危ないところまできている。ユーロだけが無傷というわけにはいかないだろうし、注意が必要。



個人投資家よりも、外資系証券会社&国内自己勘定トレーダの方々の方がはるかに経験豊かで相場を肌で感じているのは確実なのですが、それでも情報交換会にお越し頂き、懇切丁寧に解説して頂きました。その懐の深さ、この場をお借りして、感謝致します。

特に発起から幹事まで引き受けて頂き、情熱を燃やして頂きました某証券会社のTさんのご尽力に感謝致します。そしてご参加頂いた皆様、本当にどうもありがとうございます!

いつまでも売ってばかりだと思うなよ

先週の投資部門別売買状況にて、外国人投資家が先物と株式を通算した額で、今年入って初めて買い越しを記録しました。ばちぱち。売っていたのは個人投資家です。突っ込み買いで戻ったところを売った感じです。

外国人投資家の売買状況: 単位百万円

期間TOPIX先物日経平均先物株式(3市場)全合計今年累計
1月1週▲ 263,8194,51812,824▲ 246,477▲ 246,477
1月2週▲ 268,21446,243▲ 24,155▲ 246,126▲ 492,603
1月3週▲ 141,236122,087▲ 148,050▲ 167,199▲ 659,801
1月4週▲ 46,840106,059▲ 159,534▲ 100,315▲ 760,116
1月5週181,54347,660▲ 372,412▲ 143,209▲ 903,326
2月1週▲ 46,198▲ 109,823▲ 26,858▲ 182,879▲ 1,086,205
2月2週135,13885,335161,824382,297▲ 703,908


それ以上に興味があったのは、マザーズの投資部門別売買状況です。先週の木曜日、金曜日と大きく上昇しましたが、誰が買っていたのか…?

結果、大きく買い越したのは外国人投資家、大きく売り越したのは個人投資家と、9月最終週の急騰時と変わりませんでした。が、意外や意外、信託投信もかなり買い越していました。

外国人投資家と信託投信は何か同じようなサインによる売買を行っているのでしょうか??

マザーズ市場の投資部門別売買状況: 単位百万円
 外国人投資家個人投資家投資信託
2007年9月4週9,332▲ 13,8071,847
2007年10月1週10,503▲ 18,1643,805
2008年2月2週4,273▲ 7,1882,235


 「いつまでも売ってばかりだと思うなよ」 by 外国人投資家

商売あがったり

毎月20日は東証の「月末上場株式数」発表の日です。先月もそうだったのですが、今月も「転換社債」「新株予約権」「優先株」の行使・転換がされている銘柄がとっても少ないです。株安の影響をもろに受けている印象です。

私はこの行使・転換によってTOPIXインデックス売買が発生する所を拾うのが好きなのですが、これでは手が出ません。きっと証券会社でもインデックス売買の注文が少なく手数料が稼げていないんじゃないかなぁ。

もうひとつ、昨年のこの時期は、決算前の公募増資ラッシュだったのですが、今年は極端に少ないです。これも株安の影響でしょうね。資金繰りを思案している上場企業が多いのではないかと想像します。

TOPIXイベントは減るわ、公募増資イベントもほとんどないわ、イベント投資としては「商売あがったり」状態です。

売り時はもう少し後?

下落相場でも生き残れるように「空売り」の技術も身につけたいと思い、オニールの空売り練習帖を買ってきました。

著者のウィリアム・オニールといえば、マーケットの魔術師の一人としてインタビューに答えており、ファンダメンタルズとチャートを組み合わせた CANSLIMによる成長株投資で有名な方です。その方が空売りの本を書いているのです。ちょっと驚きです。

今から空売りは、さすがに遅いかなと思っていたのですが、「最適な空売りのポイントのほとんどは株価が天井をつけてから5ヵ月から7ヵ月後、あるいはそれ以上あとになって現れるということである」との記載がありました。

伝統市場(東証1部、大証1部)にて上昇した株の多くが天井をつけたのは、昨年10月から11月の間です。ということは、オニールに言わせれば、もう少し後(3月~5月以降)が空売りの最適なタイミングということになります。まだ高値を覚えていて、安値買い勢力が強いうちは空売りは危険ということなんでしょうね。

そういえば鉄鋼セクターは7月から8月に高値をつけていますので、旬の時期が到来しているのかも知れません。彼は50日平均移動線の割り方に焦点を当てていますので、新日鉄(5401)の場合は、1月28日がポイントだったのかも知れません。バリバリの後解釈ですけれど。

この本の最初の1/3くらいで解説が終わって、残りの全てがケーススタディです。少々残念なのは、失敗例が全く掲載されていない(都合のいいチャートしか掲載していない!?)ので、どんな穴が待ち構えているのかが分かりません。

また、裁量トレード色が濃いので、はっきりとはエントリポイント、エグジットポイントが記載されていません。チャートもバーチャートなので、ローソク足に慣れている私には少々見にくいです。

それでも少しずつ、オニール手法による空売りの練習を始めようかと思っています。成功と失敗を重ねつつ、そこから自分なりの投資法が生み出すことができればと。実行するのは当面先になりそうですけれども。

今から株価が急騰して全く使う場面が出てこない可能性もありますが、それはそれでいいんじゃないでしょうか。私もいくつか買いポジションを持っていますから(笑)。

続・外国人投資家の売り

先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家の売りが止まず。現物・先物を合わせて引き続き1,000億円超えの売り越し。それと対照的に地味ながらも信託銀行が引き続き買い越し。個人投資家も久々に大きめに買い出動でした。

外国人投資家の売買状況(単位 百万円)

期間TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
12月4週▲ 109,083▲ 63,264257,57385,226
1月1週▲ 263,8194,51812,824▲ 246,477
1月2週▲ 268,21446,243▲ 24,155▲ 246,126
1月3週▲ 141,236122,087▲ 148,050▲ 167,199
1月4週▲ 46,840106,059▲ 159,534▲ 100,315
1月5週181,54347,660▲ 372,412▲ 143,209
2月1週▲ 46,198▲ 109,823▲ 26,858▲ 182,879


しかし今日のマザーズはすごい上昇でしたね。9月末の急上昇時には外国人投資家の買いがすさまじく入りました。今回も似たような展開なならば、乗っていきたい所ではありますが、さて。

そういえば、YOZAN(6830)100:1の株式併合を行う旨のリリースを出しましたね。タスコシステム(2709)のときにも同様の事を指摘したのですが、併合によって「株主としての地位を失う」のが問題の本質ではなくて、新株予約権の価値が100倍に跳ね上がってしまうことが問題なのです。

今回115円で割り当てるのですが、株式併合してもその額面を変えない(と思われる)でしょうから、事実上1円15銭で株式を引き渡すのと同じ効果が出ます。そりゃぁ、私も引き受けますので割り当てて下さい!(笑)。

監理ポスト明け

監理ポストを解除されたIHI(7013)三洋電機(6764)の株価推移を記録しておきます。

過去の似た場合の一日チャートはどうだったのかは、投資戦略「監理ポスト、整理ポスト銘柄で勝つ!」の中段以降をご覧ください。

今回は願ったり叶ったりの株価推移でしたね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

IHI(7013)
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三洋電機(6764)
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日経平均とFFレートとの相関

以前に「FFレートとダウの相関」について掲載したのですが、掲示板Bartさんから「日経平均とFFレートとの相関が結構高い」とのアドバイスを受けまして、早速調べてみました。

20080211_01.jpg

描いてみてびっくりです。こんなに似てしまっていいのでしょうか…。細かく見ると、相関がない部分は2か所あります。点線で囲った、1986年以前と、1995年です。

1985年はプラザ合意により急速に円高が進み、1996年過ぎあたりでようやくドル円レートが落着きを取り戻しています。1995年はメキシコ通貨危機により、1ドル79.75円の超円高の時です。

つまり長期的な投資として「FRBがFFレートを引き上げ始めたら日本株の買い時で、落ち着いたあたりで売却」「FRBがFFレートを引き下げ始めたら日本株の売り時で、落ち着いたあたりで買戻し」。ただし、極端な円ドルレートになった場合は相反することがある。

 今はまだFFレートが引き下げ途中段階ですので、売り局面となりますね。

しかし、日本の市場はこんなにアメリカの政策(景気)に左右されるものなのですね。悲しいかな日本の経済政策よりも、FFレート と ドル円レート
で日経平均株価の説明がついてしまいそう。

これを知っているから、日本の政治家は日本の株価の推移に無関心なのですかね。いくらやってもアメリカ次第だから無駄だと。まさかね。