ドレッシングお化けの出る場所

毎年3月末になると、「ドレッシング買い」お化けの登場を期待する声が聞こえてきます。しかしながら過去を調べてみると分かるのですが、3月末にTOPIXや日経平均にお化けは出ません。良く出るのはJASDAQなどの新興市場です。

去年の3/30日の日記や、少々古いですが「JASDAQ平均とドレッシング買い」をご覧いただくとすぐに理解できると思います。しかし、今回はJASDAQも弱かったですね。今の相場状況ではドレッシングできるほどの体力・気力が残っていないということでしょうか。

後日の参考のために日経平均先物とJASDAQ平均の一日チャートを掲載しておきます。JASDAQ平均の最後にほんのちょっとだ姿を現している感じはあります。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)

日経平均先物
20080331_01.jpg


JASDAQ平均
20080331_02.jpg

ヴェリタス銘柄?

 先週、ダヴィンチ・アドバイザーズ(4314)の金子社長のインタビューが掲載され、ポジティブな内容だった事が評価されてか、月曜日の株価は上昇しましたが、今週は一休(2450)でしょうか。ちょっと注目です。TV番組と違って、事前にどれが特集として取り上げるか予想できないのが残念(当り前か)。

2008年3月TOPIX買い結果

先週の金曜日はTOPIX買い日でした。もしヘッジファンドが撤退しているのであれば素直に出るかなと少々期待。新規に東証一部銘柄となったランド(8918)ダイセキ環境ソリューション(1712)の浮動株考慮後の時価総額は相当低めでしたので、自己株消却による下落にどれだけ効果が出るかについて注目していました。

新規側は、ランドは途中で売り気配になり大引けが見えず、ダイセキ環境ソリューションは大引けに多少買いが入り上昇と、よく分からない動き。自己株消却側は、多少売りが最後に入った感じがありますが、出来高そのものは低めと、ちょっと期待外れでした。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
8918ランド34 -4.49% -4.35% -3.25%
1712ダイセキ環境34 1.01% 1.69% 1.28%
2651ローソン-107 3.29% 3.04% 1.19%
7912大日本印刷-113 -0.06% -0.06% -0.01%
3382セブン&アイ-194 3.27% 2.02% 0.55%


この程度の調整であれば、4月に行われるFFWの定期見直し時に一緒にすればいいという考えがあったのかも知れません。ということで4月に期待(と過剰に期待するとまた逆になったりするのであるが…)!

行政処分で品貸料は高くなった?

昨年12月、金融庁が日証金に対して品貸料の引き上げ調整をやめるよう、行政処分が行われました。このリリースを額面通りに受け取れば、今年の3月の品貸料は安くなったはずなのですが、どうなのでしょうか。まずは今年の上位銘柄を見てみましょう。株価に対して2.5%を超えている銘柄群です。

コード銘柄名市場区分品貸料(円)株価比率
1889佐伯建設工業東証 20 31.25%
2211不二家東証 24 15.29%
9304澁澤倉庫東証 80 11.11%
9174ワンダーT東証 12 9.23%
7840フラベドHD東証 12 8.51%
6335東京機械製作東証 24 7.82%
4623アサヒペン 大証 12 7.74%
9713ロイヤルホテ大証 24 7.57%
7616コロワイド東証 32 5.80%
8173上新電機  大証 48 5.73%
9885テン・アロー大証 32 5.26%
9046神戸電鉄  大証 24 5.25%
1972三晃金属工業大証 12 5.13%
7909シーアイ化成東証 12 5.08%
8372泉州銀行  大証 12 4.94%
7245大同メタル東証 32 4.64%
8030中央魚類東証 12 4.46%
2538ジャパンフー大証 4 4.44%
6901澤藤電機東証 12 4.15%
2206江崎グリコ東証 48 3.66%
9033広島電鉄東証 12 3.59%
8860フジ住宅  大証 12 3.59%
9912ダイワボ情報東証 64 3.56%
9936王将フードサ大証 48 3.27%
2378ルネサンス東証 16 3.09%
7508GセブンHD東証 16 2.97%
9959アシード東証 16 2.85%
7523アールビバンJQ 16 2.82%
9202ANA東証 12 2.71%
9202全日本空輸 大証 12 2.70%
8882ゼファー東証 1600 2.55%
8367南都銀行  大証 12 2.52%
6823リオン東証 16 2.50%


トップは意外や意外? の佐伯建設(1839)。30%を超えています。これは皆様、市場からの退場を予測しているのでしょうか?

次に去年の分です。やはり2.5%を超えた銘柄です。あれ、全然銘柄が少ない…。

コード銘柄名市場区分品貸料(円)株価比率
2355C4テクノ東証1200030.26%
9713ロイヤルホテ大証246.76%
9174ワンダーT東証126.45%
6310井関農機  大証124.04%
9919関西スーパー大証323.89%
9936王将フードサ大証643.57%
6901澤藤電機東証123.31%
2811カゴメ東証643.23%
7412アトム東証163.13%
9033広島電鉄東証123.05%
7616コロワイド東証162.57%


株価比率は株価によって影響されるため単純には比較はできないのですが、品貸料は高くなってしまったような感じです。

実は株価不足の時の配慮のため、日証金は普段高めに品貸料を保持していて参加者を確保し、それが潤滑油的になって、今までは3月は安かったという理屈も。今後は逆に品貸料狙いも楽しくなるのかも。

ユニー日経平均買い結果

ユニー(8270)には、随分と大型の魔女が通ったようで、午後は「いってこい」を2往復ほどしました。それでも見事にほぼ高値引けで、かつ大引けが成立しました。終値も
VWAPと比較して0.85%のプラスを確保。見事に買い方の勝利でした。ぱちぱち。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080325_01.jpg


ティックを見ると、14:58分に入ってからの一気の買い上げはゴジラ級のすさまじさですね。昔はよく見かけた形です。ああ、生で見たかった。打ち合わせで見れず残念です。

一方で合併によって株式が余ってしまう伊勢丹(8238)ですが、終わり方はユニーと真反対で、14:58分から一気に叩き売り。終値も VWAPと比較して1.34%のマイナスを確保。見事に売り方の勝利でした。手口が似ていますね(笑)。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080325_02.jpg


証券会社で執行された皆様、大変お疲れ様でした。今回、ラスト2分間が素直だったのは、対抗するヘッジファンドがおとなしくなったためなんでしょうか…。ここしばらくは意外とやりやすいのかも。

魔女が飛び交う時間帯

明日、いよいよユニー(8270)の日経平均買い日を迎えます。今日現在の株価では 日経平均寄与度が0.3%程度、225銘柄中97位と、まあまあの所につけます。前回のふくおかFG(8354)、前々回のJ.フロントリテイリング(3086) よりも高い位置での採用の可能性大です。

どちらの銘柄も最終日に株価が上昇したので、明日の期待は高まりますが、こればかりはどうなるか全く分かりません。 ユニーは日経平均寄与度の割には、発表後に相当上昇しています。このまま行ってくれるのか、それとも…??

また、日経平均からの除外で、合併によって株数が余った分、三越(2779)伊勢丹(8238)の株が大引けで少し売られるかも知れません。それを待っていて買う人もいるかも知れませんので、これもまたどうなる事やら。

明日、日中に板状況をご覧になれる方は、ユニーをめぐる戦いを鑑賞するのも楽しいと思いますよ。特に大引けラスト1分間は、魔女がびゅんびゅん飛び交います。

メルマガ & DVD発売のお知らせ

 明日、24日(月) 20:00- から、私が担当したメルマガが発行されます。今回はこんな相場ですので、外に視点を置いて、海外でもコバンザメ投資(インデックス投資)が通用するかどうかを検証した結果を掲載しています。ブログの左上に申し込み欄がありますので、まだの方は今すぐ登録をどうぞ。


 そしてもう一つお知らせです。


 少し前からなのですが、1月にエンジュクさんでセミナーを開催した時の様子を収めたDVDが発売されました! ぱちぱち。実際に私が今も使っているイベント投資の手法と、そのバックグラウンドとなる調査方法について解説しています。


 たとえば最近ユニーは下方修正したはずなのに、なんでこんな値動きになっているのか興味が湧くようでしたら(日経平均採用が近いためなのですが)、ぜひご覧なってくださいね! 詳しくはこちらで。


● どんな相場でも年率40%を目指す!イベント投資戦略セミナー


 あ、でもファンダメンタルズ分析とは全く関係ありませんので、それを期待して買っちゃだめですよ(笑)!

外国人投資家が裁定残を解消すると

BIGSQがあった先週の投資部門別売買状況が発表されました。外国人投資家が記録的な現物売りでさあ大変…と言いたい所ですが、日経平均先物を多く買って(or
先物売りを解消)いますので、売りの半分は裁定残のポジションを解消したような感じです。

この動きは1月の中旬の底値の時にも現れていました。ということは希望的観測として一旦の底値が近いサインとなるかも知れませんね。

期間TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
1月1週▲ 263,8194,51812,824▲ 246,477
1月2週▲ 268,21446,243▲ 24,155▲ 246,126
1月3週▲ 141,236122,087▲ 148,050▲ 167,199
1月4週▲ 46,840106,059▲ 159,534▲ 100,315
1月5週181,54347,660▲ 372,412▲ 143,209
2月1週▲ 46,198▲ 109,823▲ 26,858▲ 182,879
2月2週135,13885,335161,824382,297
2月3週▲ 3,788▲ 106,346▲ 94,483▲ 204,617
2月4週▲ 57,97294,802▲ 41,109▲ 4,279
3月1週▲ 201,018▲ 67,807▲ 294,993▲ 563,818
3月2週20,089401,422▲ 922,655▲ 501,143


この現象はヘッジファンドへの貸出利率のアップや貸しはがしの影響で、現物買いの先物売りの裁定ポジション維持がコスト高になり、ある程度縮小せざるを得なかったのが原因ではないでしょうか。

現物を持っていれば、空売り規制(50単位まで)に制限されず「売り」から入ることができますが、縮小するとそれが難しくなります。その副作用によって出来高も薄くなると考えられます(業界通の方の情報[Thanks!]+私の想像)。

投資部門別売買状況に話を戻しまして、外国人投資家の売りの多くをを吸収していたのは信託銀行です。スバラシイ。急落時に頼りになります。個人投資家も買いにいっていますが、その規模は小さいです。食い下がり買いの疲れですかね。ここが踏ん張りどころ…となって欲しいですね。

レイコフ

さっき、たまたま探し物をするため、東証の適時開示情報閲覧サービスを見ていたのですが、ホテル優待(2月、8月)で結構有名なレイコフ(8941)が、23:30に民事再生手続開始のリリースを出していました。

私の手元にはまだ優待券があるのですが、まだ使えるんですかねぇ…と、呑気な事を言っている場合ではないですね。一度使おうと予約の電話をした時に、たらい回しにされそうだったので諦めた経緯がありました。また、サイトで予約しようとしたら、3月末までしか予約が入れられず、変だなとは思ったのです。

優待内容とお得度だけで株式を保有するのは危険だということを再認識しました。

ロボ売り?

とっても印象に残った昨日(3/17日)のスルガコーポレーション(1880)の一日チャートです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080318_01.gif

14:15分頃にそれは突然始まりました。私はたまたま板状況を見ていたのですが、売り板を全く見せずに、次から次へと買い板を飲み込んでいきました。

一瞬誤発注かと思ったのですが、適度な間隔を空けながら買い板が消えていったので、これは大口の株主から依頼されたものをロボットで一気に売りに出たんだろうと想像しました。人間ではあんなスピードでは発注できまい。

しかし、PERは1倍近辺、PBRは0.2倍近辺。整理ポストや監理ポストに割り当てられているわけでもない。優待は全国百貨店共通商品券5,000円、配当は10%超え。それでも売られる。株価は退場かそれに近い形を予測しているようですね…。