安心して航空会社の優待券をタダ取り?

松井証券がPTS(私設取引システム)による株式取引を5/12日より始めるとのアナウンスがありました。最大の目玉は「即時決済取引」です。これで何が便利になるかといえば、差金決済に引っ掛からなくなり、1日のうち何度でも同じ銘柄で売買可能となります。

デイトレーダーの方以外にはあまり関係ない話ではあります。でも私も日経平均入れ替え日に、波に合わせて何度か売買したい事があります。しかし、差金金額を気にしてそう多くは売買できません。大引けで売ろうとしたときに「差金決済により売買できません」ともし表示されたら、超ショックですから。

また、「即時決済取引」となるので「権利日」はまさしくその日になります。株主優待で3月末となっていれば、5営業日前までに購入するのではなく、まさしくその日でOKです(となるはず)。

この結果、各取引所では権利落ちである銘柄が、松井証券PTSでは権利獲得可能であるため、双方の価格に差が出てくるはずです。しかし、松井証券では価格決定を「取引所の時価で買いと売りの注文を随時成立させる価格決定方法」とあり、配当分や優待分、そして金利分の調整が一体どうするのかが謎です。

まあ配当分は調整されても、金利はほとんど問題とならないでしょうし、優待分は金額化しにくいので、おそらく調整されないと思います。

こうなると優待タダ取り(現物と空売りを同時に持つ)手法を利用する場合、逆日歩の危険性が低下するので、使い勝手があるのではないかと(松井証券PTSで現物を買って、取引所で空売りする。取引所権利日の空売りではないため、逆日歩がつきにくいし、1日分負担だけで良いかも)。

航空会社の株は逆日歩不要の無期限信用売りのリストに入りにくく、結構激しい逆日歩がつくので、ここが狙い目になるのかも。みんなそれが分かってくると、だんだん逆日歩の時期がずれて、結局一緒になるかも知れませんが。

実際の運用形態がわからないので、本当にそういった事が可能かどうかが分からないのですが、そういった実質的な権利日の違いによって、会社合併、TOBあたりでも、いろいろと便利な使い方ができるかも知れません。

しかし、SBI系、カブドットコム系、松井系の3つのPTSのそれぞれが、購入から決済までの日数が異なるため、実質的な権利日を間違ってしまいそうですね。権利を持ったまま売ったり、逆に権利があると思って、権利落ちした銘柄を買ったり..。お気をつけあれ!