月末上場株式数から見えるもの

毎月20日になると、東証から月末上場株式数の発表が行われます。これは東証に上場している各銘柄の前月末時点での発行済み株数を記載したもので、前月の転換社債の転換分や自己消却の株数といった事も分かります。

前月の動きで目立ったのはアーバンコーポレイション(8868)でした。BNPパリバとのスワップ取引分と思われる動きが記載されています。

それは、転換社債300億円のうち、約150億円分が株式に転換され、発行済み株数の20%に近い43,546,510株分の希薄化が発生した事を示していました(額面344円で転換)。

もしアーバンコーポレイションがスワップ取引を公表せずに、今月20日を迎えていたら、転換価額344円に達していないに、ナゼ転換が行われたのかと、ちょっとした騒ぎになったかも知れません(大量保有報告書を細かく追えば、もっと早く分かったのかも)。

東証銘柄に限り、かつ1ヵ月半以上遅れとなってしまいますが、優先株や転換社債がどれだけ残存しているのか、前月はどれくらい転換されたのか、といった確認にはとても便利な資料です。