2009年5月権利銘柄の高逆日歩率リスト

少しまとめるのが遅くなってしまいましたが、5月末に権利日を迎えた銘柄の高逆日歩率リストを掲載します。

コード銘柄名市場区分当日品貸料率(円)逆日歩利率
7879ノダ東証 12 9.23%
2698キャンドゥ東証 3200 3.36%
3022山下医東証 24 2.21%
7630壱番屋東証 40 1.87%
8887リベレステJQ 1600 1.86%
3148クリエイトS東証 16 0.97%
7921宝印刷東証 2 0.22%
2462ジェイコム東証 160 0.18%
8127ヤマトインタ大証 0.2 0.05%
7420佐鳥電機東証 0.2 0.04%
2168パソナ東証 20 0.04%
3201ニッケ東証 0.2 0.03%
6278ユニオンツル東証 0.8 0.03%
6136オーエスジー東証 0.2 0.03%


キャンドゥ(2698)壱番屋(7630)といった株主優待に人気のあるものについて、優待タダ取りを実行した場合は完全に優待負けしました。権利日に土日が絡んだため、4日分の逆日歩負担が大きかったですね。

以前にもお知らせしました通り、11月末の権利銘柄(正確には11/19以降の権利日設定銘柄)からは、決済日が他の銘柄と同一となり、今後権利日がいつもより一日後ろにずれることになります。そして逆日歩の負担日数も減ります。今までとは少し傾向が違ってくるでしょうね。

2009年5月のMSCI買い日結果

本日はMSCI買い日でした。早速結果を見てみましょう。

組み入れコード銘柄前日比当日比VWAP比
採用 6674ジーエス・ユアサコーポ 1.34% 0.40% 0.40%
採用 2702日本マクドナルドHLDG -0.85% -1.53% -0.59%
採用 5947リンナイ -1.98% -1.74% -1.21%
除外 6770アルプス電気 1.19% 1.19% 1.01%
除外 1808長谷工コーポレーシヨン -2.50% -4.88% -1.56%
除外 6723NECエレクトロニクス -1.51% -0.81% -0.34%
除外 8564武富士 -4.19% -3.68% -1.07%
 (参考)TOPIX先物 0.45% 0.00% 0.10%


正直、バラバラで素直な値動きではありませんでした。

採用銘柄で一番ウエイトが高いGSユアサ(6674)はプラスで終了。除外銘柄では低位株の長谷工(1808)と、単位株数の関係上、空売りがとってもしにくい武富士(8564)が期待通りに値下がりしました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

GSユアサ(6674)
20090529_01.jpg


長谷工(1808)
20090529_02.jpg

武富士(8564)
20090529_03.jpg

地味ではあったのものの、安定していたのは調整によるウエイト増減が大きい銘柄たちです。

ウエイトコード銘柄前日比当日比VWAP比
減少 8306三菱UFJフィナンシャルG -4.32% -4.32% -1.70%
減少 4502武田薬品 -1.82% -1.82% -0.61%
増加 6752パナソニック 0.44% -0.15% 0.77%
増加 8766東京海上HD 1.08% -0.18% 0.84%
 (参考)TOPIX先物 0.45% 0.00% 0.10%


減少銘柄のVWAPがマイナス、増加銘柄のVWAPはプラスと素直な結果でした。

各銘柄、大引け間際に急落・急騰が発生していて、MSCIを知らない人が見たら、一体何が起こったのかと思うでしょうね。(出典: Yahoo Japan
Corporation.)

三菱UFJFG(8306)
20090529_04.jpg

東京海上HD(8766)
20090529_05.jpg

個人投資家大活躍中!

先週の投資部門別売買状況を見ると、日経平均株価が狭い範囲を行ったり来たりの中で買いに出たのは個人投資家でした。それ以外の投資主体は様子見ですね。

 TOPIX先物225先物(L+M)株式(3市場)全合計
自己63,526▲ 119,362▲ 73,593▲ 129,429
外国人▲ 24,77696,688▲ 47,81524,097
個人▲ 1689,485101,383110,699
信託銀行▲ 27,589▲ 558▲ 1,351▲ 29,498


個人投資家だけでどこまで引き上げられるか注目です。微妙に現物よりも信用買いの割合が増えていて、崩れる時には一気になりやすいので少々注意が必要です。

公募発行価格決定候補日の初日は「行って来い!」

今日は東芝(6502)の公募発行価格決定候補日の初日でした。ほとんどの場合、公募は候補日の初日に発行価格の決定を行います。東芝も順当に本日、発行価格の決定を行いました。

このため、候補日初日を決め打ちにした売買が活発になります。その日の大型増資銘柄のチャートの形はなぜかしら「行って来い(寄ってから上昇するが、結局戻ってくる)」が多く見られます。今日の東芝そうでした。午前と午後の2回現われています。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)

東芝(6502)
20090527_01.jpg

昨年の三菱UFJFG(8306)についても同じです。野村HD(8604)については一日チャートのデータを取っていなかったので、手元になく、もしかしたら違う形かもしれません。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

三菱UFJFG(8306)
20090527_02.jpg

一番最初に私が気づいたのは、2007年のふくおかFG(8354)の時でした。ごちらは1日がかりの出現ですが、やっぱり「行って来い」です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

ふくおかFG(8354)
20090527_03.jpg

インデックス投資の逆パターンで、機関投資家と証券会社が引値保証での売買をやっていたりするんでしょうかね…。

続かない外国人投資家の買い

先週の投資部門別売買状況が発表されました。日経平均株価が9,500円から9,000円へと一時急降下したためか、個人投資家が孤軍奮闘の逆張りの買いを入れました。

外国人投資家については「先物+株式」で2週、「株式」のみで3週で連続買い越しがストップしてしまいました。続かないですねぇ。先週はTCIが東芝(6502)の空売り分を買い戻ししているので、外国人投資家の買い越しに貢献しているはずなんですけれど…。

 TOPIX先物225先物(L+M)株式(3市場)全合計
自己47,388▲ 36,331▲ 56,517▲ 45,459
外国人2,473▲ 26,782▲ 114,728▲ 139,036
個人▲ 16720,940242,595263,369
信託銀行▲ 51,419▲ 1,551▲ 78,029▲ 130,999


東証の「空売りの残高に関する情報」を追っていくと、TCIが東芝を買い戻す一方で、新たに「Discovery Capital Management」という会社が空売りを始めたようです(5/19日提出分)。残高は0.27%です。

大口投資家の空売り状況を見ながら手を打てるのは気が楽ですね。ポーカーで相手のカードが半分見えている状態でやっている感じです。ただ、公表までに2日間程時差があるので、そこでダマシを入れられる可能性も考えられますが。

東芝の公募増資の株数と、公表された空売り株数を見比べながら、空売り過熱感が出てきたら、公募価格決定前に買い戻すのもありかと。

ついでに先ほどアメリカで発表された「失業保険申請件数(Unemployment Claims)」についても、先日ご紹介した「Calculated Risk」のサイトに、もうグラフが掲載されています。赤字の「受給者総数(continued claims)」の伸びがすごいですね。青色のピーク時にはリセッションの終わり間近とは解説にありますが…。

予測された危機

Calculated Risk(予測された危機[と訳しました])」。英語で記載されているサイトですので、ちょっと取っつきにくいのは事実です。しかしながら綺麗なグラフが掲載されているので状況が理解しやすく便利です。

先ほど発表された「米住宅着工」についても、もうグラフ化されて掲載されています。そのグラフをちょっとだけ拝借しました。(出典: Calculated
Risk)

20090519_01.jpg

今後アメリカで重要な経済指標が発表されたら、それが過去と比べてどんな意味を持っているのか確認用として、このサイトを訪れるといいかも知れませんね。

グラフを見ると、住宅の底はまだ達していないことが分かります。測定以来過去最低ですか。昨日の記事においても、delinquency rate(債務不履行率)が急上昇しているグラフが掲載されています。

株式市場はそんな悪いニュースもしっかり吸収して、将来を見越して動いているのでしょうから、これらの情報を気にする必要はないのかも知れません。でも気になりますね…。

相場とパチンコ

 本日(ではなく13日の水曜日でした。訂正します)の20:00に、私担当分のメルマガが発行されます。お題は「相場とパチンコ」。パチンコ攻略から見た相場の攻略です。

 なんですか、それ? と思われた方は、ぜひメルマガに登録を。メルマガお申込みはコチラから

東芝で思いっきり踏まされたTCI

本日16:00に東証に掲載された「空売りの残高に関する情報」に「とうとうあなたもやられちゃいましたね…」という情報が掲載されていました。それはTCI(ザ・チルドレン・インベストメント)が東芝(6502)で思いっきり踏まされた痕跡でした。

5/14日で発行済み株数の0.22%程度の空売り残高です。4/14日に提出されている4/10日分では4.22%でした。発行済み株数で約4%、株数では約1億3000万株、金額で約500億の大量買い戻しが発生してたことになります。公募発表前後の上昇もこれが原因のように思えます。この数値も外国人投資家の買い越し額に含まれちゃうんでしょうね。

私はてっきり東芝が発行する増資株分で、空売り分を埋め合わせるのかと思っていたのですが、そこまで持ちませんでしたね。増資の価格決定前のこの出来事。売り方は枕高く眠れるのではないでしょうか!?

TCIといえば、Jパワーについて10%以上の買い増し要求で政府とやりあった事で有名ですが、その時のアジア代表であるジョン・ホーさんは既に退社されているようです。


(5/19 補足)
「踏む」で「損を承知で買い戻す」の意味となることから、「踏まれた」を「踏まされた」に文章を訂正しました。kixさん、ご指摘ありがとうございます!


日経ヴェリタスに掲載されましたぁ。

本日発売の日経ヴェリタス(第62号)に「アルファブロガーの情報力」として掲載されましたぁ。ぱちぱち。いつもブログを拝見しているぐっちーさんと同じ欄で紹介されるなんて、もう嬉しい限りです。私が知っている方では新田ヒカルさんや角山智さんも以前に日経ベリタスの別記事で紹介されていましたね。

私の主な情報源として、ぐっちーさんのサイトも紹介しようかとも思ったのですが、他の回の方も紹介していましたので、あえて外しました。あと掲示板でよく拝見しているのは+ que sera sera +でしょうか。

取材にこられる方は、私がお逢いしている範囲内でそうなのかも知れませんが、きれい系、かわいい系、カッコいい系がビックリするほど多いですね。今回の取材の方もやっぱりそうでした。取材するにはその方が有利に働くと思われるので自然淘汰されるのでしょうかね?

取材される身となって初めて分かったのですが、記事掲載の媒体は大きく2種類に分かれます。新聞系(日経新聞、日経ヴェリタス、四季報など)と雑誌系(ZAI、日経マネーなど)です。

雑誌系の記事は、入稿前にチェックを入れさせてもらえるので、ほぼ全部の内容をチェックし、修正のお願いを出す事が可能です(最終判断は編集部側にあります)。一方で新聞系は報道といった使命もあるためか、基本的に見せてもらえません。記事なった時に初めて内容が分かります。

そのため今回の記事で、ちょっと誤解を受けそうだなというのが一ヶ所残っていまして、それは「成功した投資手法は是非まねて欲しい」の部分です。ここは「成功した投資手法の"考え方"は是非まねて欲しい」ですね。投資手法はいつ通用しなくなるか分からないですので。私の投資手法を踏み台にして、新しいものを作ってもらえたら、とても嬉しく思います。そしてその内容をコッソりと教えてもらえたら、もっと嬉しいです(笑)。

とはいうものの、私の脈絡のない話を体裁よくまとめ、ギリギリまで事実確認をし、読者の方にとっても分かりやすい記事として頂いた山本さんに感謝しています。やっぱり記者の方の構成力はすごいですね。ありがとうございます!

外国人投資家 復活した?

本日先週分の投資部門別売買状況が発表されました。ゴールデンウィークの関係上、わずか2日間だけの取引にも関わらず、外国人投資家が相当に買い越しました。東証一部時価総額比で10bps超え。10bpsを超えたのは2007年の6月以来と、約2年ぶりです。

 これに対して売り越したのは個人投資家です。「このレベルは高い」と判断しているようですね。

TOPIX先物225先物(L+M)株式(3市場)全合計
自己▲ 51,67928,38038,56015,261
外国人66,648▲ 12,364384,106438,390
個人▲ 162▲ 424▲ 251,596▲ 252,182
信託銀行2,4994,579▲ 75,424▲ 68,346


外国人投資家が復活した… と言いたい所ですが、もう少し様子を見た方がいいのかも知れません。というのも、東証で公表されている「空売りの残高に関する情報」から、踏み上げられているという話もちらほら。

久々に東証一部の時価総額に対する外国人買いの買い越し割合グラフです。良い形になってきました。そう簡単には急落しそうにない感じがあります。

20090515_01.jpg