USJ の TOB に学ぶ

USJ(2142)がTOB価格5万円で決まりました。配当はなくなるようですが、株主優待は今回だけ残るようなので、5万円以下なら多少のお得感があるかもしれません。ただし、下限条項があるので、TOBが100%成立する保証はありませんけれども。

以下は記録用としての記載です。もう一人の自分自身に向かって話しています。

TOB価格5万円は、上場時の4万9千円、大阪市の取得価格5万円を念頭に置いたのは間違いないでしょう。上場時を下回れば「上場益だけもらった」と批判されるでしょうし、大阪市の取得価格を下回れば、敵に回す可能性がありました。TOB価格は、利害関係者の損得が参考になります。

情報のリークについては、ロイター取材からのTOB報道があったものであれば、私が知る限りにおいて全て実現してきました。大東建託(1878)のように途中で頓挫することもあるのですが、それでも実際にTOBに動いていました。

しかしながら、実際のTOBはいつ開始されるのかは分かりません。資金調達や譲渡先選定などがあり、長期戦になる傾向にあります。今回のTOBの報道は1月13日の後場。そして本当に発表したのが3月19日で、約2ヶ月間。

私は三洋電機(6764)のTOBが始まらない限り、ゴールドマンサックスの資金調達が苦しいかなと推測していたので、意外と速かったなというのが感想です。この時期だったのは、権利日を過ぎたら「配当をやめます」とは言い出しにくいという理由があったのかも知れません。

また、TOBの報道があった直前の株価は34,000円前後。そこから熱が冷めて安値をつけた株価は、やはり同じ34,000円前後。 (出典: Yahoo
Japan Corporation.)

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報道後に飛びついて買ったら、間違いなく途中で含み損を抱えていました。そんな時は「あの報道は本当なのだろうか」「本当に実現するのだろうか」と疑心暗鬼になりがちです。最初から全力で行くと苦しくなります。

あせらずじっくりと、しかしながらいつTOBがあってもおかしくないので、TOBされた場合に後悔しない程度に枚数を確保してから買い進めるのがコツですかね。早めにTOBとなった場合はその分で満足し、追加買い予定分はあきらめると。