みずほFGを買う?信託銀行

先週の投資部門別売買状況ですが、引き続き信託銀行が買い越し。そして個人投資家が大幅売り越し。現物の売り越し額が大きい所から、みずほFG(8411)の公募株の現物売りでしょうか。

ということは、信託銀行はみずほFGを大量に買ってくれたのかな? しかし、どこからこの資金はやってきているのだろうか。

2010年7月第3週( 7月20日~7月23日 )

 TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
自己24,66446,641▲ 2,12369,182
外国人18,604▲ 6,358▲ 59,070▲ 46,823
個人162▲ 31,807▲ 96,674▲ 128,319
信託銀行▲ 41,0767,013146,051111,988
投資信託▲ 9,5121,007▲ 1,858▲ 10,363
事業法人0▲ 600▲ 12,895▲ 13,496
その他法人等0▲ 5,94023,35317,414
生保・損保7,1278,355▲ 2,23513,247
都銀・地銀等▲ 423▲ 5,871250▲ 6,044
その他金融機関1241172,4412,682


日経平均株価の入れ替え: 三洋電機、パナソニック電工

ロイター社のウェブページの日時を見る限り、パナソニック(6752)による三洋電機(6764)パナソニック電工(6991)の完全子会社化について報じたのが、29日となったすぐの00:18。実際にOさん(ありがとうございます!)からこの件についてメールをもらったのが01:00過ぎ。

一方でロイターのTwitterで流れたのが朝の05:36。うーん、せっかくTwitterで情報流しているのに、こんなに遅くなってしまうなんて…。契約者優先、ウェブページ優先は分かるのですが、それにしても遅すぎじゃありませんか。

この子会社化によって日経平均株価の空きが2銘柄分できます。TOBの締切が10月なので、実際の入れ替え発表は、9月の定期入替時に間に合わないのはもちろんの事、TOBが成功しても買い付け割合が95%を超えない限り、すぐの上場廃止もないので、年度末あたりでしょうか。

明日(7/30)は日経平均銘柄入れ替え予想のレポート発行ラッシュ日です。しかしながら突然やってきたこの空き分2銘柄の予想も掲載しなければならないでしょうから、各社今頃徹夜作業になっているのかも??

明日レポートが出て、新規採用候補のエルピーダ(6665)の株価が吹っ飛ぶかもしれませんが、実際の入れ替えはまだまだ先ですよー(きっと)。

参考: 日本証券新聞

みずほFGのFTSE買い日

今日はみずほFG(8411)のFTSE買い日でした。株数に加え、Investability Weighting Factor も 0.75
から 1.00 へと増えたため、かなりのウエイト増となりました。結果を見てみます。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
8411みずほフィナンシャルG 12576 2.21% 0.72% 0.33%
(参考)TOPIX先物0.06% 0.18%▲ 0.09%


(出典: Yahoo Japan Corporation.)
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昨日の終値から僅か3ティック上昇ですが「よしよし」でしょうか。TOPIX買いよりMSCI買いやFTSE買いの方が最近調子いいですが、そうなったら、またなったで、先回り投資家が多くなり、調子が悪くなる。そうすると徐々にあきらめる人が多くなり、また調子が良くなる。そんな繰り返し。

日経平均株価定期入替レース開始!

毎年7月末頃に、主要な証券会社から「日経平均株価定期入替予想」が出てきます。今年もチラホラと出てきたのですが、昨年同様に「定期入替銘柄はなし」が大勢を占めそうです。ここ最近の除外候補筆頭の東京ドーム(9681)は今年も残りそう。

ただ、三菱ケミカルHD(4188)三菱レイヨン(3404)の経営統合により、ひとつ空き枠ができるため、9月上旬発表(9月7日頃か)のタイミングで、何か1銘柄が新規採用される予定です。

候補となるのは、同じセクターから日本電気硝子(5214)が一番手。株価から推定されるウエイトもまずます。今後の値動きが少し面白そうかも。

セクター間の調整で、同じセクターではなく、金融セクターからの採用の可能性もなくはないのですが、過去ずっとそういった調整がなかったので、今回もなしの公算が高い気がします。

総じて小動き

日経平均株価9600円前後をふらついていた7月12日週の投資部門別売買状況ですが、総じて小動きです。信託銀行が「まだ買っている」あたりが注目点でしょうか。

2010年7月第2週( 7月12日~7月16日 )

 TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
自己42,430▲ 59,112▲ 35,708▲ 52,390
外国人▲ 43,60577,787▲ 15,87818,304
個人▲ 12229,2791,81230,968
信託銀行▲ 20,805▲ 2,07955,95933,075
投資信託17,797▲ 63,376▲ 2,007▲ 47,586
事業法人03,952▲ 13,965▲ 10,013
その他法人等05,48822,99828,485
生保・損保6,049▲ 385▲ 9,256▲ 3,592
都銀・地銀等▲ 1,039▲ 1,617539▲ 2,117
その他金融機関▲ 173▲ 622174▲ 621


注目され過ぎる、みずほのTOPIX買い

本日はみずほFG(8411)のTOPIX買い日でした。至る所でこのTOPIX買いの報道がなされており、みんなここを狙って売りにくるような状況。純粋なTOPIX買い狙いは難易度高し。

コード銘柄時価総額前日比当日比VWAP比
8411みずほフィナンシャルG 6389▲ 0.75%▲ 1.48%▲ 0.11%
(参考)TOPIX先物▲ 0.66%▲ 1.25%▲ 0.50%


(出典: Yahoo Japan Corporation.)
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2000年と似たチャートその後

2000年と似たチャートについて、その後の推移です。よくここまで似るものだと感心してしまいます。2000年当時とファンダメンタルズ的な共通要素が全く思いつかないので、このまま信じていいのやら…。

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先週の主役は信託銀行

日経平均株価が9,200円近辺から9,600円近辺まで順調に株価を戻した先週の投資部門別売買状況ですが、これは外国人投資家が買っているはず…と確認したら意外な事にトータルでは売り越しでした。

じゃあ誰が買い越したのかと見てみると、今まで逆張りの投資家であった信託銀行でした。突然の株価上昇の主役になってしまいました。週の前半、9200円近辺をふらふらしていた時に買い集めたのでしょうかね。

個人投資家も売り越しだった所を考慮すると、もしかしたら、みずほFG(8411)国際石油開発帝石(1605)の公募の影響もあったかもしれません。

2010年7月第1週( 7月5日~7月9日 )

 TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
自己40,107117,414▲ 185,641▲ 28,119
外国人▲ 63,920▲ 175,460172,542▲ 66,838
個人▲ 195▲ 9,009▲ 91,718▲ 100,922
信託銀行▲ 5,73518,02590,535102,824
投資信託27,29624,761▲ 8,50443,554
事業法人0▲ 1,4491,050▲ 399
その他法人等079924,13224,931
生保・損保547▲ 5,360▲ 1,513▲ 6,326
都銀・地銀等▲ 2531,2073,96835,150
その他金融機関2,048▲ 3432,1203,825


さすがに今後も信託銀行が買い上がっていくのは想像しにくいので、外国人投資家が復活してくれないと苦しいですね。

国際石油開発帝石の公募増資は事前に漏れていたのか?

国際石油開発帝石(1605)の公募増資発表直前のチャートを見て、疑問を持った方も多かったのではないでしょうか。出来高の急増から「公募増資の情報が漏れていたんじゃないか」と。

本日付けの日本証券新聞に、それに関連する記事が掲載されていました。「疑惑の取引!? 国際石油帝石 出来高急増の怪

早速記事にある「鉱業」の空売りデータについて追いかけてみます。6月21日(月)から、本日7月13日(火)までの時系列データです。

日付実注文価格規制あり価格規制なし合計
代金割合代金割合代金割合
6月21日 3,606 71.00% 953 18.80% 522 10.30% 5,082
6月22日 4,893 65.30% 1,944 26.00% 653 8.70% 7,490
6月23日 3,484 68.60% 1,068 21.00% 528 10.40% 5,080
6月24日 4,155 81.40% 419 8.20% 529 10.40% 5,103
6月25日 5,093 78.50% 531 8.20% 863 13.30% 6,486
6月28日 4,755 76.20% 674 10.80% 810 13.00% 6,239
6月29日 7,366 85.20% 440 5.10% 839 9.70% 8,645
6月30日 6,694 83.70% 543 6.80% 764 9.50% 8,001
7月1日 4,417 80.00% 609 11.00% 494 8.90% 5,519
7月2日 5,855 74.20% 1,259 15.90% 778 9.90% 7,892
7月5日 3,619 77.70% 615 13.20% 426 9.10% 4,660
7月6日 4,493 62.20%2,12829.50%599 8.30% 7,220
7月7日 8,836 67.30%3,21924.50%1,072 8.20% 13,127
7月8日 18,987 58.20%11,18234.30%2,453 7.50% 32,623
7月9日 30,391 69.40% 7,750 17.70% 5,633 12.90% 43,774
7月12日 14,561 70.60% 2,824 13.70% 3,251 15.80% 20,636
7月13日 9,744 61.70% 3,045 19.30% 2,998 19.00% 15,787

(東証公開データより作成)

公募増資発表2日前の7月6日頃から、価格規制ありの空売り(アップティックルール適用の空売り-貸株市場からの調達や50単位以上の空売り-のことだと思います)が増え始めました。200億、300億、1,100億と空売り額が増えています。このうち、1日あたり100億分は通常取引だとすれば、合計1,300億分が怪しい取引です。

実際には、実注文の中にも、実質的な空売りが混じっている(自社内で現物株を融通し合って、それを売る)と思われるので、もう少し額は上ではないかと推測します。

以上のことから、「少なくとも1,300億円については、何らか事情を察知した筋(漏れた情報からかもしれませんし、市場の異変の情報からかもしれません)が空売りを仕掛けた」と言えるのではないでしょうか。ここ数日間の上昇は、これらの買い戻し分なのかも知れませんね。

事前に漏れていたのか… の点については推測でしかありませんが、かなり確度は高いと考えられます。以前にも話題となったこともある「機関投資家への事前ヒアリング」から出てきたもので、直接的なインサイダーではないかもしれません。そのあたりは証券取引等監視委員会に是非解明して頂きたいものです。

国際石油開発帝石の公募増資

国際石油開発帝石(1605)公募増資発表と聞いて、私は「あ、そうですか」程度だったのですが、そのリリース内容を見て驚きました。第三者割当増資分も含めた希薄化率が約55%と、今まであまり見た事のない大きな値だったからです。

希薄化率の大きさで前例を破ったと言われた野村ホールディングスの時でさえ40%を切っていました。今回はその前例をまた破ってさらに前に進めました。

もうひとつ驚きだったのが、通常の1日の出来高が1万株程度にも関わらず、130万株も売り出すことです。出来高が薄い銘柄の場合には時折見かけるのですが、こんな規模の銘柄で130日分相当も売り出すなんて記憶にありません。おおよそ50日分以内で収める場合が大半です。半分超が海外募集にあてているとはいえど大胆です。

公募増資の主幹事に野村証券の名も…。またなにか企んでいるのでしょうか…。今回の公募増資が成功すれば、また同じような案件を出してくるでしょうね、きっと。そのうち希薄化率が100%を超えるような銘柄が出てきても驚きませんよ(苦笑)。

イベント投資としては嬉しいですけれど、こんなことが続いたら、株式市場への信頼を失っちゃうんじゃないでしょうか。既存株主を大切に!!!