分散投資の理論はインフレ時代に咲いたあだ花

 私は岡崎良介氏の書籍をよく好んで買っています。予想が当たる・当たらないという観点からではなく、人とは違った切り口から事実を掘り出し、論理的に物語を展開する点がとても参考になるのです。

その岡崎良介氏の最新本が「マネーの鉄則」日本経済新聞出版社 です。表題に持ってきた「分散投資の理論はインフレ時代に咲いたあだ花」は、途中の章の小見出しに使われていた言葉です。

株式業界に身を置いているため「分散投資の理論はインフレ時代に咲いたあだ花」とはなかなか言いにくいと思うのですが、書籍ではあっさり言ってます(笑)。

因みにこの書籍は分散投資を批判を中心にした本ではなく、氏の理論でもある相場ローテーションから、今後の動きを予想しようというものです。

ローテーションの観点から日本株は今後上昇を続け、2014年前半近辺、日経平均株価18500円±1100円でピークをつけると予想しています。ということは、ここ数年は稼ぎ時??

私はこの結論も楽しく拝読しましたが、それ以上に第二章の「先人たちの失敗」、第三章の「新しい経済理論」が興味深く、新たな視点の獲得に役立ちました。おススメです。