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2008年07月11日(金) 23:42

担保株強制売却による悲惨チャート

 突然に大量の出来高を伴って急落した原因は「担保株強制売却」のせいだったというチャートの推移を前回3銘柄ご紹介したのですが、他にもありますよと、龍さん(いつもは + que sera sera + の掲示板で優良な情報を提供されています)からご指摘がありました。ありがとうございます。

 最初はランドコム(8948)。大量保有報告書の内容から、5/27-7/1 までの間に市場外でどんどん売られたようです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080711_01.jpg

 もうひとつは中央コーポレーション(3207)。まだリリースが出ていないので、本当かどうか分からないのですが、yuraku_loveさんのちぎっては投げのブログサイトの内容からして、多分そうではないかと。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080711_02.jpg

 どちらも信じられないような急落が発生しています。担保株強制売却銘柄は、底から一旦は急騰するも、その後の動きは軟調なパターンが多いですね。

 話題変更して、昨日発表があった投資部門別売買状況ですが、外国人投資家は2週連続で売り越しです。ただし、売り越し額はあまり多くありません。それでも株価はずりずりと下落です。

 今までの所はゴールデンクロス買いが不発ですね。残念ながら。

20080711_03.jpg

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2008年07月09日(水) 23:49

自社担保株強制売却後の推移

 アーバンコーポレイション(8868)が、7月7日の早朝、社長の担保株式が強制売却された旨のリリースを出しました。過去にも同じようなケースがないか探したところ、今年1月の井上工業(1858)インデックスHD(8868)を見つけました。

 そこで、アーバンコーポレイションの株価の先行きを読む意味で、過去のケースと株価推移を比較してみました。

 グラフは、強制売却があったと思われる日に一番近い安値を記録した日をベースにしています。その日だけは安値ですが、それ以外の日は終値で見ています。市場の影響を排除するため、TOPIXで差分調整しています。(井上工業は東証2部、インデックスHDはJASDAQ銘柄なので、あまり適した調整とはいえないのですけれど...)

20080709_01.jpg

コード 銘柄 一旦の最安値日 株式売却割合(推測値)
4835 インデックスHD 1月24日 6.12%
1858 井上工業 1月22日 24.46%
8868 アーバンコーポレイション 7月7日 12.57%

 サンプル例が少なすぎるのですが、安値から一旦高値を形成した後は、軟調となる傾向にあるようです。サブプライムの影響もあり、両社共に、急落前の株価に戻りきっていません。

 今回、アーバンコーポレイションがインデックスHDと同じような株価推移をたどるとすれば、7/11日(金)に235円あたりがひとまずの目安でしょうか(新株予約権付社債の発行日ですね...)。

 因みに井上工業は、 大量保有報告書から推測するに、急騰前までだらだらと担保株が売られた形跡があります。

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2008年06月27日(金) 02:37

細々ながらも外国人投資家買い越し続く

 先週の投資部門別売買状況ですが、細々ながらも引き続き外国人投資家の買いが続いています。先々週に引き続き、外国人投資家が買い越しにも関わらず、株価が値下がりしているという珍しい状況です。

外国人投資家の動向[単位 百万円]
期間 TOPIX先物 225先物(L+M) 株式(3市場) 全合計
4月1週 16,070 28,866 396,638 441,574
4月2週 15,860 ▲ 59,664 9,210 ▲ 34,594
4月3週 81,040 ▲ 26,761 204,622 258,901
4月4週 137,214 ▲ 66,692 210,018 280,541
5月1週 120,093 ▲ 141,420 400,866 379,538
5月2週 ▲ 29,442 ▲ 57,952 50,372 ▲ 37,022
5月3週 120,757 103,122 423,269 647,147
5月4週 ▲ 62,455 ▲ 92,197 97,041 ▲ 57,610
5月5週 ▲ 14,134 199,292 154,800 339,958
6月1週 ▲ 43,785 ▲ 223,712 315,587 48,089
6月2週 ▲ 100,409 280,493 281,700 461,784
6月3週 ▲ 16,083 42,973 177,411 204,301

 また、ある方から教えて頂いたのですが、自社株買いの投資主体について、自社株買いなら「事業法人」、持ち株買いなら「その他法人」。そして最近あるのは、インサイダー取引を防ぐための信託方式による市場買い付けによる「信託銀行」。

 「信託銀行が買い越し」となった時は、ゆうちょか? と期待を膨らませたくなりますが、実は自社株買いだったりするのかも知れません。

 話題変更して、ストップ安下限を取り払われた、今日のスルガコーポレーション(1880)の一日チャートを見てみましょう。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)

20080626_01.jpg

発行済み株数 出来高 全株一致株数 浮動株(四季報)
39,437,721 37,188,800 10,792,300 16.2%

 始値32円、終値48円 と高値引け。一日で50%の破壊的な上昇率を記録しました。民事再生法等による整理ポスト入り銘柄について、私がチェックしている範囲では、始値から上昇率20%超で利益確定売りが大量に入り、そこを上回れない事が多かったのですが、今回はいきましたね。

 6/25日に、RNプライム指数からスルガコーポレーションを6/27日に除外すると発表あたのですが、6/26日はストップ安のためインデックスファンドは売買できず。こういったファンドの売りも始値での下押しに貢献したのかもしれませんね。

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2008年06月23日(月) 20:09

2008年夏号「絶好調」銘柄

 会社四季報が発売されてから1週間も経過しますが、記録のために見出しに「絶好調」とつけられた銘柄について掲載します。今回は全部東証1部上場している銘柄ばかりでした。

コード 銘柄 発売日直前 6/23日終値 上昇率
4340 シンプレクス・テクノロジー 5890 5380 -8.66%
5214 日本電気硝子 2105 1890 -10.21%
6594 日本電産 7780 7800 0.26%
7974 任天堂 57600 59200 2.78%

 評価の割に値下がりが目立ちますね... 事前に情報が流れる事があるせいなのか、それとも単なる偶然なのか、直前まで買われていた銘柄が売られパターンです。今度は「絶好調」見出しで上昇中の東証1部銘柄なら、短期空売りの方が効果的?

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2008年03月31日(月) 21:57

ドレッシングお化けの出る場所

 毎年3月末になると、「ドレッシング買い」お化けの登場を期待する声が聞こえてきます。しかしながら過去を調べてみると分かるのですが、3月末にTOPIXや日経平均にお化けは出ません。良く出るのはJASDAQなどの新興市場です。

 去年の3/30日の日記や、少々古いですが「JASDAQ平均とドレッシング買い」をご覧いただくとすぐに理解できると思います。しかし、今回はJASDAQも弱かったですね。今の相場状況ではドレッシングできるほどの体力・気力が残っていないということでしょうか。

 後日の参考のために日経平均先物とJASDAQ平均の一日チャートを掲載しておきます。JASDAQ平均の最後にほんのちょっとだ姿を現している感じはあります。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日経平均先物
20080331_01.jpg

JASDAQ平均
20080331_02.jpg

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2008年03月30日(日) 13:55

ヴェリタス銘柄?

 先週、ダヴィンチ・アドバイザーズ(4314)の金子社長のインタビューが掲載され、ポジティブな内容だった事が評価されてか、月曜日の株価は上昇しましたが、今週は一休(2450)でしょうか。ちょっと注目です。TV番組と違って、事前にどれが特集として取り上げるか予想できないのが残念(当り前か)。

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2008年03月05日(水) 22:20

四季報CD-ROMではもう遅い?

 会社四季報の春号が発売間近になりました。いつも会社四季報発売前の「オール投資」には、ランキングが掲載されたりするので便利です。しかしながら、個別銘柄の今後の行き先を知るために、コメント欄を重視している人も多いと思います。

 その場合、今までであれば「四季報CD-ROMをインストールして全文検索で良い銘柄をピックアップし、翌日に備える」という事で、半歩ほど先に対応できたのですが、これからは、それではもう遅いかも知れません。

 というのも、今日あたりからいくつかの銘柄は「四季報先取り」としてコメント欄付きで公開され始めました。ここのコメント欄がそのまま四季報に掲載される確率はかなり高いと思います。前回イビデンの「絶好調」コメントは、この形ですでに公開されていました。

 「情報を先に得る方法・時期」は、どんどんと変化しています。ということは、こういった情報を使う投資戦略もどんどん変化させなければならないという事になります。立ち止まったらだめですねぇ(笑)。以前はCD-ROM検索だけで結構行けたのですが、今後は「四季報先取り」で掲載されていないかの確認が必要となるかも知れません。

 ちなみに私はこの「四季報先取り」を、楽天証券マーケットスピードの「四季報速報」でチェックしています。

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2008年02月20日(水) 23:03

商売あがったり

 毎月20日は東証の「月末上場株式数」発表の日です。先月もそうだったのですが、今月も「転換社債」「新株予約権」「優先株」の行使・転換がされている銘柄がとっても少ないです。株安の影響をもろに受けている印象です。

 私はこの行使・転換によってTOPIXインデックス売買が発生する所を拾うのが好きなのですが、これでは手が出ません。きっと証券会社でもインデックス売買の注文が少なく手数料が稼げていないんじゃないかなぁ。

 もうひとつ、昨年のこの時期は、決算前の公募増資ラッシュだったのですが、今年は極端に少ないです。これも株安の影響でしょうね。資金繰りを思案している上場企業が多いのではないかと想像します。

 TOPIXイベントは減るわ、公募増資イベントもほとんどないわ、イベント投資としては「商売あがったり」状態です。

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2008年02月12日(火) 22:03

監理ポスト明け

 監理ポストを解除されたIHI(7013)三洋電機(6764)の株価推移を記録しておきます。

 過去の似た場合の一日チャートはどうだったのかは、投資戦略「監理ポスト、整理ポスト銘柄で勝つ!」の中段以降をご覧ください。

 今回は願ったり叶ったりの株価推移でしたね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

IHI(7013)
20080212_01.jpg

三洋電機(6764)
20080212_02.jpg

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2008年02月11日(月) 21:25

日経平均とFFレートとの相関

 以前に「FFレートとダウの相関」について掲載したのですが、掲示板Bartさんから「日経平均とFFレートとの相関が結構高い」とのアドバイスを受けまして、早速調べてみました。

20080211_01.jpg

 描いてみてびっくりです。こんなに似てしまっていいのでしょうか...。細かく見ると、相関がない部分は2か所あります。点線で囲った、1986年以前と、1995年です。

 1985年はプラザ合意により急速に円高が進み、1996年過ぎあたりでようやくドル円レートが落着きを取り戻しています。1995年はメキシコ通貨危機により、1ドル79.75円の超円高の時です。

 つまり長期的な投資として「FRBがFFレートを引き上げ始めたら日本株の買い時で、落ち着いたあたりで売却」「FRBがFFレートを引き下げ始めたら日本株の売り時で、落ち着いたあたりで買戻し」。ただし、極端な円ドルレートになった場合は相反することがある。

 今はまだFFレートが引き下げ途中段階ですので、売り局面となりますね。

 しかし、日本の市場はこんなにアメリカの政策(景気)に左右されるものなのですね。悲しいかな日本の経済政策よりも、FFレート と ドル円レート で日経平均株価の説明がついてしまいそう。

 これを知っているから、日本の政治家は日本の株価の推移に無関心なのですかね。いくらやってもアメリカ次第だから無駄だと。まさかね。

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2008年01月16日(水) 01:39

最後の砦

 12月後半あたりから顕著になってきたのですが、「監理ポスト入りした三洋電機(6764)の反発が弱い」「1月優待銘柄が上昇する気配を感じない」「ふくおかFG(8354)が日経平均225入れ替えに向けたコンスタントの上昇がない」と、今まで確度が高かった動きがなくなり、相場の異変をかなり感じていました。

 そしてダメ押しが、「日経平均前日比-3%以上の下落にもかかわらず、翌日先物の続落」です。

 あと確度が高い手法として残っている買いイベントとしては、「大量サインが出た時の斉藤手法」です。今日は180銘柄程度と、前年8月の日経平均暴落時に記録した120銘柄程度を1.5倍超の記録的な数値です。これが最後の砦ですね。

 今回のような「極度の買いサイン」といったものを除いては、調子が戻るまで、当面は買いイベントは抑え気味で、売りイベント優先するべきなんでしょうね。ただ売りイベントは数が少ないのが難点です。

 もし今回、斉藤手法で利益が出なかったら... そうなれば、今まで経験していないような事態です。

 それならそれで、そういった場面でも利益を生み出せる投資法を開拓するチャンスでもあります。熱と冷とで叩いて鍛えられる鋼(はがね)のように、投資家の芯が強くなる機会として。

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2008年01月08日(火) 23:07

とうとう無敗神話途切れる...

 一日遅れとなってしまいましたが、2003年4月の日経平均株価大底以降、11回連続(途中1分けを挟む)で勝利し続けた方式が途切れました。それは、日経平均株価前日比-3%以上下落した場合、当日の大引けで先物を買い、翌日の大引けで売却する手法です。

 急落した日が大発会のため「海外との価格差を埋めたために起こった調整なので特別」とも言い訳ができなくもないのですが、タラレバを言ったらキリがなく、ここは素直に負けです。

 確率的にその位あってもいいんじゃないか... とも考えられますが、昨年と違って1月の優待銘柄の株価もエンジンかからずですし、イベント投資の観点から、しばらく「買い」について我慢の展開になるんじゃないか... と思ってしまいます。

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2007年12月27日(木) 02:03

トレーダー効果

 先日ご紹介した「タートル流投資の魔術」にも記載があるのですが、「あまりに多くのトレーダーがひとつの戦略を利用し始めると、その戦略が以前ほどは上手く働かなくなってしまう」という「トレーダー効果」は、実際よくあります。

 IHI(7013)、真柄建設(1839)、三洋電機(6764) と、監理ポスト入りする銘柄が短期間にこれだけ続くと、最初のIHIの値動きを「売り手」も「買い手」も記憶の中にあるため、似たようなパターンを描きにくくなります。

 監理ポスト入り後の初日、IHIは始値が「底」だったのですが、真柄建設、三洋電機 と進むにつれ、始値がその日の高値になったりします。今日の三洋電機は寄付後、それを待ってましたとばかりに大きく売られました。それぞれのデイチャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

IHI(7013)
20071226_01.gif

真柄建設(1839)
20071226_02.gif

三洋電機(6764)
20071226_03.jpg

 こういった始値での高値掴みを避けるためには、面倒がらずに「成行」ではなく、過去の同様のパターンでの下落率などを参考にしながら「指値」を使うか、こういった短期間に同じような事があった場合の値動きのパターン(寄付後急落して底値をつける)を覚えている必要がありそうです。

 しばらく時間が経って、記憶のかなたに値動きが忘れ去られたら、また最初の現象に戻るとは思います。

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2007年12月19日(水) 23:25

個人投資家の買いコスト、売りコスト

 昨日、今日となかなかはっきりしない相場ですね。結局急落は起こらずでした。買い方が余裕がある時とない時では、動き方が違うのかも知れませんね。

 そう感じた時に、ふと、先週の土曜日にありました土屋さんのセミナー「プロフェッショナルを目指すためのシステムトレード構築(応用編)」にて、「個人投資家の買いコストと売りコストの間で、商品先物価格は移動する」とお話していた事を思い出しました。

 もしかしたら、これは株式に当てはまるのではないかと思い、過去の春先の急落時の売りコスト(信用売り評価損益率)と、下落率の関係を探ってみました。もし、株式にも当てはまるのであれば、売りコストが下落の抵抗線となるはずです。ここで売りコストは、松井証券で毎日発表されている数値を利用しました。

日付 前日売りコスト 前日TOPIX 当日TOPIX 下落率
2004/5/20 -8.00% 1,150.89 1,085.54 -5.68%
2005/4/18 -4.39% 1150.67 1,109.49 -3.58%
2006/5/16 -5.39% 1,681.81 1,644.97 -2.19%
2007/3/5 -9.82% 1,721.59 1,662.71 -3.42%

 見事に売りコスト(信用売り評価損益率)よりも、下落幅が小さいことが分かります。つまり、下落率が売りコストに近づくと、信用売りの損益がプラスとなり「やれやれ買い戻し」が発生して下落の抵抗線となるのではないかと。

 そして昨日の売りコストは -2.216%、今日の売りコストは -1.289% と、もうかなり下限に近付いています。

 商品の値動きをそのまま株式にあてはめてしまうには、いろいろと無理な所もありますが(単一銘柄ではない、売りと買いポジションが同一ではない)、とりあえずの指標として利用できるのではないでしょうか。

 ちなみに、今年の8/16日は極度のオーバーシュートで。この下限を2%程突き抜けていきました。それでも期待値の観点から投資指標として利用する事ができるのか、一度しっかり研究してみたいテーマです。

日付 前日売りコスト 前日TOPIX 当日TOPIX 下落率
2007/8/16 -3.12% 1,567.46 1,480.39 -5.55%

 話を土屋さんのセミナーに戻しまして、「統計分析はこうやって使ってシステムに役立てるんだよ」という事を思い知らされました。そして自分の投資戦略の効果分析は全然甘かったことが分かりました。

 今後は今回のセミナーの効果測定の方法を取り入れて有効性を確認し、より精度の良い情報を皆様に提供していきたいと思います。

 土屋さんのセミナーは、裁量トレードしている人にはほとんど関係ない話ですが、統計的有効性の確認や、システムトレードを組もうとしている人には是非ご覧頂きたいです。「トレーダーの誤謬」も運用に携わった実経験からで、ものすごく説得力があります。

 以前「プロフェッショナルを目指すためのシステムトレードセミナー(理論編)」がありましたが、私の感覚からは、今回の応用編を受けてから、理論編を受けた方が分かりやすい気がします。

 今回の応用編は、全体の流れについての解説がメインで、前回の理論編は、実際にどうやるかの解説がメインです。理論編が難しいと感じている方は、今後発売されるであろう今回の応用編のDVDをご覧になると、より深く理解ができると思いますよ。

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2007年12月14日(金) 01:04

我が世の春

 任天堂(7974)の四季報コメント見出しが、2008年新春版ではどうなっているのか興味津々だったので、早速調べてみたところ、これがナント「我が世の春」となっていました。表現があまりにも突飛で、思わず笑ってしまいました。

 今までは「絶好調」が一番最高の評価だと思ったのですが、その上があったのですね。任天堂以外でこの表現を使っている所はありませんでした。

 さて話題変更して先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家と信託銀行が小幅買い越し。「外国人投資家買う = 株価が上がる」という傾向は変わらずです。ただ、マザーズは随分と外国人投資家が売り越しました。

 信託銀行の買い越しについて、先週日曜日ににセミナーでお逢いしました浜口準之助さんから「ゆうちょ銀行による買いはまだのよう」との情報を頂きました。ありがとうございます。

 これにゆうちょ銀行が買い手に加われば、底支え効果は期待できそうです。更に外国人投資家が積極参加すれば一気に燃え上がるのですけれど...。サブプライム余波が収まるまでは厳しいか...。

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2007年12月13日(木) 02:17

東証一部 監理ポスト入り銘柄の値動き

 以前にご紹介した投資戦略「監理ポスト、整理ポスト銘柄で勝つ!」にて、粉飾決算や虚偽記載などにより、監理ポスト入りした銘柄の値動きについてご紹介しましたが、少しアップデートしました。

 表は、2005年以降に、東証一部で粉飾決算や虚偽記載などにより、監理ポスト入りした銘柄の値動きです。私は大氣社(1979)までは追っていたのですが、それ以降にも該当銘柄があったかも知れません。

 また、実質的に「監理ポスト入り」が確定した日をベースにして算出しています。 IHI(7013)の場合は、12/10日終値の株価をベースにしています。 推移は株価そのままダイレクトで、TOPIXなどでの市場の影響の排除はしていません。

20071212_01.jpg

 一旦株価は突っ込みますが、そこから徐々に回復する傾向にあります。ファンドの運用方針として「監理ポスト入りしたら問答無用の売り」といったルールもあるでしょうから、個人投資家としてはその場合に発生する「行き過ぎ」を狙いたいものです。

 ちなみに、東証2部でもリバウンドする傾向にありますが、マザーズ銘柄はそのまま下落し続ける傾向があります。詳しくは「監理ポスト、整理ポスト銘柄で勝つ!」をご覧ください。

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2007年10月27日(土) 13:30

PTSによる夜間取引の使い方

 金曜日にフリービット(3843)について、会社法に基づいた新聞への公告忘れによる株式分割中止、および1日取引停止となりました。

 ぎりぎりの所で混乱が回避された... と思われたのですが、今朝の日経新聞に、SBIジャパンネクスト証券が運営するPTSで「分割株価で取引が成立」との記事が掲載されていました。成立した取引は無効にしたとのことです。

 今の所、このPTSでの夜間取引は、翌日約定扱いによって決済されるため、翌日の権利条件となります。つまり、株主優待銘柄や配当銘柄の権利日に、PTS夜間取引で売っても権利は確保されたままです。

 ということは、権利落ち日に激しく下落するだろうと思わる「空売りができない優待権利銘柄」を権利日の夜間に売ってしまう手もあります。意外と許容できる範囲で買い板が出ていたりするものです。

 8月の優待銘柄として私は魚喜(2683)を持っていたのですが、優待権利日(この日がPTS夜間取引開始日だった)の夜間取引で、優待の金額を引いた価格とほぼ同じ値段で買い板が出ていました。

 このまま売ってしまおうか... と思ったのですが、PTS取引開始日ということもあって、私の勘違いにより優待権利を手渡してしまうことになるかも知れないと思ってやめました(何事も初物には用心しています)。

 その翌日は、買い板が出ていた値段よりもはるかに下の値段で寄り付き、「これは使えるかも」と思った次第です。PTSはまだ板が薄く、なかなか利用しずらい面もあるのですが、最低単位で優待銘柄を握っていた場合等には利用する価値もありかと。

 だんだん出来高が増えてきたら、翌日の「権利落ち日」の値段形成を計算に入れ、そのギャップを狙ってPTSでの売買を活用する... といった投資方法もあるかもしれませんね。ただ、信用取引ができず、現物取引のみですので、取れる作戦は限られてしまいますが。

 ちなみに、松井証券が考えているPTSは、即日株券引き渡しを予定しているとのことで、こちらは権利落ち日に売ったつもりが、実は権利も一緒に放棄していた... という可能性も出てきます。本当に即日引き渡しとしてスタートしたら混乱しそう..。

 さて話題変更して、DOWの落ちそうで落ちないグラフです。金曜日のDOWが急落したら翌月曜日に更なる急落もあるかも... と思ったのですが、意外と強し。またグラフが乖離しました。なかなか先が読みづらい...。

20071027_01.jpg

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2007年10月12日(金) 01:56

FRB と ECBによる市場への資金供給量

 以前に、FRB と ECB(欧州中央銀行)による市場への資金供給で「金余り現象」を起こさせている事について記載しました。今、どれくらい資金が供給されているのかについて、まとまてあるサイトが見当たらないので、自分で調べてみました。

FRB: 約4兆6000億円
設定日 満期日 金額($bil)
10月4日 10月18日 4
10月11日 10月12日 9.5
10月11日 10月18日 20
10月11日 10月25日 6
合計 39.5

ECB: 約80兆円
設定日 満期日 金額(€ bil)
7月26日 11月1日 50
8月24日 11月23日 40
8月30日 11月29日 50
9月13日 12月12日 75
9月27日 12月20日 50
10月10日 10月17日 218
合計 483

情報元:
FRB:
http://www.newyorkfed.org/markets/omo/dmm/temp.cfm
ECB:
http://www.ecb.int/mopo/implement/omo/html/index.en.html

 意外や意外? 本場アメリカよりもはるかに欧州の方がお金をじゃぶじゃぶさせているのですね。

 前回にも記載したのですが、サブプライム問題がくすぶり続ける限り、金余り現象により株価が上昇、サブプライム問題が解決すると、資金引き揚げによって株価が下落するといった、常識的な考えとは反対の動きになるかもしれません。なんとも皮肉なものですけれど。

 サブプライム問題が解決した => これから更に株価が上昇する という考え方は、Y2K問題が解決した => これから更に株価が上昇する と同じくらい危険な考え方になるかも...。そうじゃないかも知れませんが。

 私はY2K問題が解決して、喜んで株式投資に資金を投入し、ものすごい痛い目に遭いました。ははは。

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2007年10月02日(火) 02:43

究極の突っ込み買い

 今日は上場廃止予定による値幅制限を外した銘柄が2つも出た、かなり珍しい日でした。上場廃止日に株価がほぼ0に近くなることは、買い手も売り手も承知上ですので、導火線に火をつけた中での心理戦ゲームと言ってもよいかもしれません。

 みらい建設グループ(1792)は、9/19日のクレディア(8567)と似て、全株一致後に株価がするする上昇しました。18円で始まり高値で27円までありましたので、1日で50%の値幅が出ました。終値は26円です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20071001_01.jpg

 一方で、午後にようやく全株一致したマキ製作所(6304)は、100円で始まり、これもまたするすると株価が上昇しましたが、そこが目いっぱいで、下落が止まらず、安値で65円、終値で74円でした。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20071001_02.jpg

 買い手からすれば、価格は0に近い所から始まった方がうまみがあります。1円でも上昇すれば、ものすごい上昇率となります。また、下落しても地面が近いので、株価復活に期待ができます。そして翌日以降、値幅制限が復活しても引っ掛かりにくくなります。つまりボラティリティを高く維持できるのです。

 そういった意味ではマキ製作所は少々高く始まった感があります。午前中のみらい建設グループの値動きを見て、早めに買おうとした人が多くなったためかも知れません。

 みらい建設グループとマキ製作所の値動きが全く違ってしまった要素はどこにあるのか、研究対象にしてみたいですね。記録の意味でも今日の出来高を掲載しておきます。

コード 銘柄 発行済株数 浮動株 全株一致数 出来高 始値 始値売買代金(百万)
1792 みらい建設 39,311,881 35.8% 10,512,000 57,952,000 18 189.216
6304 マキ製作所 5,645,000 14.8% 654,800 3,253,500 100 65.48


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2007年09月20日(木) 23:03

急騰は翌日の寄付きで売っちゃえ!

  今日は「前日が前日比3.0%を超えた上昇で、今日の始値が前日の終値より高い」といった日でした。

 以前にご紹介しました投資戦略「急騰は翌日の寄付きで売っちゃえ!」の調査結果から、今日のような条件下では、売りから入ると高い期待値が得られる日で、見事にその通りになりました。

調査当時のグラフ(再掲)
前日比 3%以上 2.75%以上 2.5%以上 2.25%以上 2%以上
合計利益率 3.36% 5.70% 6.56% 6.99% 3.25%
回数 3 6 9 13 23
1回あたりの利益率 1.12% 0.95% 0.73% 0.54% 0.14%
勝ち 2 5 6 8 14
負け 1 1 2 4 8

 「あれ、前回急落した翌日(8/20)とその次の日(8/21)も、同じパターンでは?」と思われた方、鋭い! 正解です。この時は売りから入っても勝てませんでした。超急落直下後のリバウンドの方が強く出ました。

 時々「買い」イベントと「売り」イベントが一緒になることあるのですが、今回の事例からは リバウンド > 急騰後の寄付売り > 9月の特金買い?? の順で優先されたようです。

 また、特金の買いにつきましては、浜口準之助さんから運用経験からの貴重なフォローアップ記事が投稿されています。浜口さんどうもありがとうございます! 「特金のドレッシング買い上げ」は「ほとんどありえない」と思って良さそうですね。

 ということは、3月、9月の上昇は単なる偶然 or 配当や優待狙いの最後の買い出動といった所でしょうか。
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2007年09月20日(木) 00:50

特金によるドレッシング買い

 掲示板にて、さすけさんに「特金の決済日の値動き」についてご質問がありましたので調査してみました。

 結果をお知らせする前に、この結論には1つの大前提があります。それは「特金の決済日は20日締め(土日祝の場合は直前の営業日)とする」ということです(Webで決済日を調べまくったのですが、結局わかりませんでした)。

 特金は企業から依頼された一任勘定のようなもので(いろいろ形態あり)、決算月に合わせて設定されるため、3/20日と9/20日に多くの決算日を迎えることになります。

 それでは結果を見て頂きましょう。1997年以降の日経平均、3/20日と9/20日の始値と終値についてです。

3/20日分
日付 始値 終値 上昇額(円) %差額
1997/3/19 18490.42 18493.71 3.29 0.02%
1998/3/20 16614.89 16830.47 215.58 1.30%
1999/3/19 15804.17 16378.78 574.61 3.64%
2000/3/17 19335.6 19566.32 230.72 1.19%
2001/3/19 12183.98 12190.97 6.99 0.06%
2002/3/20 11833.97 11526.78 -307.19 -2.60%
2003/3/20 8127.77 8195.05 67.28 0.83%
2004/3/19 11416.04 11418.51 2.47 0.02%
2005/3/18 11792.29 11879.81 87.52 0.74%
2006/3/20 16299.35 16624.8 325.45 2.00%
2007/3/20 17155.35 17163.2 7.85 0.05%
平均 110.42 0.66%

9/20日分
日付 始値 終値 上昇額(円) %差額
1997/9/19 17936.59 18058.21 121.62 0.68%
1998/9/18 13799.75 13983.12 183.37 1.33%
1999/9/20 17418.23 17575.26 157.03 0.90%
2000/9/20 16146.04 16458.31 312.27 1.93%
2001/9/20 9837.17 9785.16 -52.01 -0.53%
2002/9/20 9566.16 9481.08 -85.08 -0.89%
2003/9/19 11123.73 10938.42 -185.31 -1.67%
2004/9/17 11132.06 11082.49 -49.57 -0.45%
2005/9/20 12991.63 13148.57 156.94 1.21%
2006/9/20 15757.97 15718.67 -39.3 -0.25%
平均 52.00 0.23%

 3月はここ11年で10勝1敗。平均110円の上昇となかなかのものです。一方9月は5勝5敗のイーブン。平均50円の上昇ですが、近年は負けが多くなっています。

 もう少し1日の値動きをわかりやすくするため、3/20日と9/20日の1日の動きを、4本値で表示してみます。始値を100%としています。

20070919_01.jpg

 3月は0.66%、9月は0.23%の上昇です。通常ドレッシング買いが入ると高値引けになりやすいのですが、このグラフからはその気配を感じられません。

 結論を言えば、3/20日は勝率も上昇率も高く期待できますが、9/20日は信用度が落ちます。3/20日や9/20日にドレッシング買いが入っているかといえば「よくわからない」のが実態です。

 実は9月の特金の決済日は今日(9/19)という話を掲示板でsatoさんからのご報告があり、せっかくなので、3/19日 と 9/19日にのバージョンも作成しました。そしたらなんとびっくり、もっと成績が良くなります。3月は1.07%の上昇、9月は0.36% です。今日高値から落ちなかったのはそのお陰??

20070919_02.jpg

 特金の決済日はいつなのか? という疑問が解決できていませんが、3/19日、3/20日、9/19日、9/20日は始値買いの終値売りが優位です(9月は近年確度低いのでちと苦しいですが)。

3/19日分
日付 始値 終値 上昇額(円) %差額
1997/3/19 18490.42 18493.71 3.29 0.02%
1998/3/19 16612.29 16679.02 66.73 0.40%
1999/3/19 15804.17 16378.78 574.61 3.64%
2000/3/17 19335.6 19566.32 230.72 1.19%
2001/3/19 12183.98 12190.97 6.99 0.06%
2002/3/19 11597.86 11792.82 194.96 1.68%
2003/3/19 7956.44 8051.04 94.6 1.19%
2004/3/19 11416.04 11418.51 2.47 0.02%
2005/3/18 11792.29 11879.81 87.52 0.74%
2006/3/17 16172.74 16339.73 166.99 1.03%
2007/3/19 16713.99 17009.55 295.56 1.77%
平均 156.77 1.07%

9/19日分
日付 始値 終値 上昇額(円) %差額
1997/9/19 17936.59 18058.21 121.62 0.68%
1998/9/18 13799.75 13983.12 183.37 1.33%
1999/9/17 17273.99 17342.27 68.28 0.40%
2000/9/19 16013.33 16124.19 110.86 0.69%
2001/9/19 9682.52 9939.6 257.08 2.66%
2002/9/19 9606.78 9669.62 62.84 0.65%
2003/9/19 11123.73 10938.42 -185.31 -1.67%
2004/9/17 11132.06 11082.49 -49.57 -0.45%
2005/9/16 12992.18 12958.68 -33.5 -0.26%
2006/9/19 15948.47 15874.28 -74.19 -0.47%
平均 46.148 0.36%

 話題変更して、呼値の制限値幅の適用外となったクレディア(8567)の一日チャートです。

 ちょっと分かりにくいですが、午後に売買が全株一致約定した時に、売りたい人は売りきっている状態となり、空白地帯をするすると上昇しました。32円で寄付、最高値41円でしたので、たった数分間に28%の株価上昇したことになります。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

20070919_03.jpg

 ついでにもうひとつ、ランドビジネス(8944)が東証一部に昇格が決定しました。今月も月末ぎりぎり昇格となる21日あたりに発表が集中するんじゃないかと思って、金曜日までは安い指値で拾おうとしていたんですけど...残念。勝手な思い込みはいけませんね...。さ、次。

 ちなみに、東証一部への昇格候補銘柄の絞り込みは「Risktakerの特殊需給株式投資」のページがとっても便利です。私も参考にしています。

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2007年07月17日(火) 23:59

歴史は繰り返す? - 植木組暴騰の真実

 私の出身は新潟県なので、先日の中越沖地震は他人事ではないのですが、前回の中越地震同様に、実家は震源地から離れた場所なので、震度も軽くほとんど被害を受けてはいません。新潟県はとても縦長で、端から端までドライブしても1日かかってしまう程です。震源が新潟県内でも東京の方が実家よりも震度が大きかったりすることもあります。今回もせめて義援金だけでも送る予定です。

 さて、イベント投資として、やはり気になるのは前回の中越地震の時の関連銘柄の株価の値動きです。いくつかの銘柄の推移をグラフにしてみます。

20070717_01.gif

 多くの銘柄が終値ベースで発生後3日目に高値をつけた後に値下がりをしています。その中で例外的に上昇をしているのが植木組(1867)です。一直線に上昇したように思えますが、実はそうではありません。個別に推移を見てみます。